根津美術館で先月『虎屋の雛人形と雛道具』を見ました。
ちょっと体調を崩していたのでやっと最終日に駆け込みました。
その中にミニの競馬香など四種盤があるのを思い出しましたのでご覧にいれます。写真はその図録です。
ミニのお道具の中には乾山の実物を模したお皿などあり、どれも精緻でした。お目当は七澤屋の極小雛道具でこの中にお香道具がありました。
写真の下に見えるのがそうですが、競馬香の盤の長さは
10,5センチです。そこに置くお馬さんとそれに乗るお人形の小ささ! 左の箱の中に四種の盤とお道具が納まります。これだけの品は当時(幕末)でも高価で「その値は所帯を持つより貴し」だそうですから相当な贅沢品なわけです。