SAKURA ふるきよきうつくしきもの 

包む 結ぶ 遊ぶ いにしえに学ぶ

千木筥

2009-02-13 00:05:43 | 









魚氷にあがる候となりました

春一番の予報も出て、暖かくなってきました。
うきうきとした小鳥のさえずりも聞こえます

この画像は芝大神宮さまの千木筥(ちぎはこ)です。
古い本で写真を見て前々から頂きたかったのですが昨年のだらだら祭りの折りようやく頂戴しました。
昔の絵柄とはちょっと違っていましたが、守貞漫考の絵柄を見ていたので藤と分かりました。
千木は神社の屋根の最上部の棟木のことですが今は千着をあてたりして「衣服が増し幸せな結婚が出来る」お守りだそうです。
箱の中には豆が入っていて雷の折りに鳴らすと雷除けのお守りにもなると書いてありました。
この箱は餅器を模ったものでその音ちきが千木になったとも~  

まあ建て替えの千木を薄く経木のようにして作ったお守りなのでしょう。緑の藁(でしょうか?)を紐にして撚って結んだところが庶民的でいっそう魅かれる形状です。