雨水となり土が潤い起る候となりました。
春一番も吹いて降る雨にも 一雨毎の暖かさ を覚えるようになりました。土も潤って花壇の草花が沢山芽を出してきました。
この写真は心葉と言います。心葉(こころば)は贈答の折に添えた一枝が言葉のもとになっているようです。この写真はその心を金具にこめて布に付け、練り香を入れる壺の上の覆いとして使われるようになったものをうつしました。一種のかけ袱紗の原型と言えるでしょう。金具は梅などを模どり総角に結んだ紐を5箇所につけます。
私の七つのお祝いに締めた帯を縁に使い作ってみました。
物に添える季節の花々、そんな心使いと「心葉」と言う言葉は残したいふるきよきうつくしきものだと思います。
(心葉は練香が全盛の源氏物語の世界にはよく出てきます。これをお楽しみ下さい。
http://evagenji.hp.infoseek.co.jp/co-2002-12-8-2-3.htm
http://evagenji.hp.infoseek.co.jp/costume.htm この8枚目の写真の中に同じ心葉があります。見つけて下さいな。)
私はまず、娘に教えてあげましょう。
又一つSAKURAでお勉強をさせていただきました。
さくらさん、娘さんにお話下さるとか、うれしいです。
日本の文化は母から娘に伝わるのが理想です。親がしていたこと、話していたことは一番覚えがいいようですから~
金具と結びにひとつひとつ心がこめられているのですね。
いいものを拝見させて頂き、ありがとうございました。