SAKURA ふるきよきうつくしきもの 

包む 結ぶ 遊ぶ いにしえに学ぶ

心葉

2007-02-19 23:11:16 | 







雨水となり土が潤い起る候となりました

春一番も吹いて降る雨にも 一雨毎の暖かさ を覚えるようになりました。土も潤って花壇の草花が沢山芽を出してきました。

この写真は心葉と言います。心葉(こころば)は贈答の折に添えた一枝が言葉のもとになっているようです。この写真はその心を金具にこめて布に付け、練り香を入れる壺の上の覆いとして使われるようになったものをうつしました。一種のかけ袱紗の原型と言えるでしょう。金具は梅などを模どり総角に結んだ紐を5箇所につけます。
私の七つのお祝いに締めた帯を縁に使い作ってみました。

物に添える季節の花々、そんな心使いと「心葉」と言う言葉は残したいふるきよきうつくしきものだと思います。

心葉は練香が全盛の源氏物語の世界にはよく出てきます。これをお楽しみ下さい。
http://evagenji.hp.infoseek.co.jp/co-2002-12-8-2-3.htm
http://evagenji.hp.infoseek.co.jp/costume.htm  この8枚目の写真の中に同じ心葉があります。見つけて下さいな
。)



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5 コメント

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Unknown (さくら)
2007-02-20 13:35:26
古の贈答の折に添えた『心葉』の素晴しい日本の文化を本当に大切に伝えて生きたいですね。
私はまず、娘に教えてあげましょう。
又一つSAKURAでお勉強をさせていただきました。
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Unknown (komuちゃん)
2007-02-20 23:33:10
昨日やっとインターネットが繋がりました。約1ヵ月振りです。今日やっと纏めてSAKURAを拝見いたしました。月や演劇や美しい刺繍などなど‥幅広い話題で、私もやっと日常が戻ったようです。
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Unknown (yaya)
2007-02-21 06:49:24
komuちゃん、お引越しお疲れさまでした。どうやらPCが使えるようになって私も嬉しいです。あとのことはゆっくり牛歩にしないと疲れます。とにかくお大事に!

さくらさん、娘さんにお話下さるとか、うれしいです。
日本の文化は母から娘に伝わるのが理想です。親がしていたこと、話していたことは一番覚えがいいようですから~ 
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Unknown (m-tamago)
2007-02-21 12:28:29
心葉という言葉初めてききました。
金具と結びにひとつひとつ心がこめられているのですね。
いいものを拝見させて頂き、ありがとうございました。
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Unknown (yaya)
2007-02-22 06:48:01
心葉を初めて見たのは赤茶けた紙質の悪い古書でした。古ぼけた本にあっても総角に小さく結ばれた可愛らしさとその言葉は忘れられないものになってずっと作りたい思いにかられていました。金具や裂が揃わずなかなか出来ませんでしたがこれはほぼ実物代なのですよ、m-tamagoさん。ほぼ一尺四方だったと思います。お弟子さん方にもふるきよき美しきものをお知らせしてぜひ次世代にもつなげてほしいと思います。
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