SAKURA ふるきよきうつくしきもの 

包む 結ぶ 遊ぶ いにしえに学ぶ

訶梨勒

2007-02-04 00:22:51 | 
立春となり東風凍を解く候となりました










袖ひぢて結びし水のこほれるを春立つけふの風やとくらん

やっと春になりました。二日は満月で月の明るさに驚きました。お月さまも心なしか春めいてきたように思います。

今月は以前作ったふるきよき・うつくしきものを載せようと思います。
まだちょっとSAKURAの為のオリジナルを作ることが出来なくて苦肉の策です。

訶梨勒(かりろく)は一種の魔よけ用の柱飾りです。下の部分が訶梨勒の実を模っています。これに昔は訶梨勒の実を入れたようですが今は刻んだ香木を入れて匂い袋のようになっています。慶事や茶事にかけたりします。
これが欲しくて作りました。この丸い結びは袈裟結びと言います。あわじ結びの連続した形です。これは帯の上に掛けてタペストリーに工夫してみたものです。
今月は先生の慶事があるので掛けてみようかと思います。ささやかなお祝いのお香会の準備をあれこれ楽しんでいるところです。 



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7 コメント

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Unknown (浮羽)
2007-02-04 11:02:05
今日の日に相応しい飾り結びですね。なんて愛らしく美しい魔よけなのでしょう。伝統のものをご自分流に昇華されて、生活の美と用に生かされていられるのが素敵です。
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Unknown (yaya)
2007-02-05 06:48:05
ありがとうございます。浮羽さん。この帯はお色直しで締めたのですがその後あまう使うこともなくこんな風にして残してあります。帯はタペストリーにするとお太鼓と前の模様の部分が上手く出て使えます。でも切ると締められませんから後ろで三角に折って(帯を畳む時の要領です)おけば切らずに下げられます。真ん中の継ぎ目は何かで隠してください。この写真は抱え帯で見えなくしてあります。そこに訶梨勒や他の結びなど下げると気分も変ります。
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Unknown (さくら)
2007-02-05 13:41:54
立春の声と共に福岡は暖かい日が続き庭の椿も木瓜の花も開き始めています。
可愛らしい魔よけと帯のタペストリー飾りとても素敵に思えます。着物も帯も箪笥にしまったままでは勿体無いですものね、人の手に触れ風を通してあげることが大切でしょうね。立春が過ぎましたので雛飾りの準備を始めました。
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Unknown (A子)
2007-02-06 00:34:12
すばらし~~~
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Unknown (yaya)
2007-02-06 06:45:24
お雛様のお飾りですか~いいですね~さくらさん。
我が家は男子でお雛様には縁がなく母から貰った小さなお雛様か手作りのものを飾るくらいです。早く仕舞う必要もないのでゆっくり出して3月中はそのままにしたり、気楽なものです。
こちらも暖かく同じようなお花が咲いていますよ。

A子さん、お元気でしたか? 毎日お忙しいのでしょうね。 元気だと過信しないでそろそろお体を厭う頃だと自覚して下さいね。
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Unknown (さくら)
2007-02-07 20:55:57
私が小さい頃は博多では4月3日にお雛様祭りをしていたところが多かったように思います。その頃には庭の桃の花も開いていました。最近では3月3日にお雛様をする所が多いかもしれません。我が家は立春が過ぎてから飾り始め4月3日まで飾っています。
小さい物が多いのですが180組ほどありますからお人形の数にすると400位になると思います。
毎年少しずつ飾り方を変えて楽しんでいます。
紙・陶器・布など色々です。
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Unknown (yaya)
2007-02-08 00:09:51
月遅れのお雛さまですね。さくらさんのお雛さまは出すのがたいへんそうです。これではゆっくりたのしまなければもったいないですね。
結婚当初マンションの上の方が初節句のお雛様を3日の夜にかたづけていたのが印象的でした。生まれたばかりなのに「お雛様は早く仕舞わないと婚期が遅れる」と心配していましたっけ~~
がんばって180組のお雛様飾って下さいね!
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