これは出産祝い包みです。男女によって包み方が逆になります。こちらが女子で下が男子です。このお包みを見ただけでお祝いの趣旨と男女の別まで判るのですから折形って優れていると思います。
箱物の包み と言うのがあります。
これにもいろいろなバリエーションがありますが基本は四方を全部包まず熨斗紙のように掛けることです。今ではすっかり包んでしまいますが、箱の上下サイドは包まれていません。これは当時貴重だった紙の節約でもあったでしょう。
しかし折形は本来厚みのあるものには適しません。玄猪包みや残果包みのように厚みのある物を包む折形もありますがこれも横幅を広くとって厚みをカバーしています。
折形はあまり大きな物を包むのではなく、胡麻包み、黄な粉包み、山椒包み、香包みなどの少量の貴重品を包むのが本来だったと思います。
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