SAKURA ふるきよきうつくしきもの 

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折形 七 仏前包み

2006-08-18 23:38:55 | 




濃霧昇降すの候となりました 
この数日の蒸し暑さはたいへんなものです。じっとりとした暑さは堪えますが赤蜻蛉も舞っていますからもう少しの辛抱でしょう。

これは仏前包みです。「仏式の祭忌の供養に用いる」とあります。
もうじきははの三回忌ですので今年はこのお包みに致します。「回向料包み」が最適かと思いましたがこちらの方が綺麗です。
本来は真っ白の奉書でしょうが、このくらいの薄墨色ならお許し頂けるのではないでしょうか。
お祝いのお包みはお目出度い事が重なるように紙は二重に重ねますが不祝儀の時は一枚で折ります。 



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2 コメント

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Unknown (bear)
2006-08-18 09:29:18
なるほど上下に対象な折り形状・・・ふうむ。わたしも今の暮らしに活かさせていただきます。
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Unknown (yaya)
2006-08-18 12:40:48
ちょっと加筆です。bearさん。このお包みと似たような姿に「包結のしるべ」に婚礼包みがあります。荒木さんの本にも「真の熨斗包み」として同じような姿の包みが載っています。私もこれらを見ていたので「お目出度い包み」として活用していました。これが「仏前包み」と名があるのは西田氏の「礼式折り紙水引結」が始めてでしたので驚きました。その辺の解明が出来なくて今回は西田氏の本を取上げているので倣いました。
ははの逝去の際、このような姿の市販のお包みの方も居られまして、間違いではないと思います。
この形は色や水引によって祝儀にも不祝儀にも両用出来るのでしょうか? この辺が先生にお聞き出来ない悲しさです。いろいろな本を見てはあれこれ迷っている私ですのでお含み下さいませ。
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