SAKURA ふるきよきうつくしきもの 

包む 結ぶ 遊ぶ いにしえに学ぶ

箱の結び 一 ・ あわじ返し

2006-04-17 00:01:01 | 

花冷えの日が続きました。
桜前線は東北まで上り、北国も春の訪れのようです。

桜とともにお届けした小箱のシリーズでしたが今度は箱の結びをしてみました。この箱は以前仕覆の花結びで、中に入っていたお気に入りの小箱です。(http://purple.ap.teacup.com/applet/yaya/20060115/archive 1月9日より長緒の結び一~七。頁内検索で出ます) 箱の結びは装飾と秘密保持の目的があります。大事な物を入れる箱の結びは一度解いたら結んだ人しか復元不可能で他人が開封するのを防いでいます。その為結び方は門外不出で特定の家で守られてきました。
あの忠臣蔵の高師直も礼法を伝える高家で、田舎大名は教えを請わねばならず威張っていたのです。
現在も小笠原流は礼法の家として残っていますが他にも今川家や伊勢流など伝わっています。
またおいおいお話いたしましょう。今日の結びはあわじ返しです。



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