清明となり燕来る候となりました。
昨日は時ならぬ雪もちらついて今朝も冷え込みが厳しいですがだんだんポカポカ陽気になる予報です。
萌え出でた芝生の上には桜の花びらが散り敷いて綺麗です。柿の若葉も楓も新芽が清明の陽に輝いて草木も春を喜んでいるようです。
水も温んで潮干狩の候と思い、潮干香のお道具の写真を載せました。
これは実際に潮干狩に行けなかったご婦人たちが潮干狩りの雰囲気を味わえるように作られた組香で、香が当ると当った貝を自分の籠の中に入れて家づとにして楽しむと言う趣向です。
これを親族と楽しみたくて簡単な継ぎ紙で貝合せを作りました。五人用ですと25個、50枚の貝に継ぎ紙をしなとなりません。
手作りのお道具は作るのは大変ですがその分遊ぶと楽しいものです。
この折も三歳から九十歳の四世代の親族一同が組になって楽しみました。三歳で香筵デビュー?の姪の娘ももう3年生。5年ぶりに取り出した籠の柄はつぶれて変形しここにも時の流れはありました。
お持ちなのですね、何と優雅ですこと!
貝合わせは実家にあり子供の頃良く遊びました。
それと投扇きょう(?)という古い遊びも面白く
遊びました。後は百人一首も。母はとても強かった
です。かるた名人戦のように前傾姿勢で座布団に
坐り読み手が一声発するよりも早くパッとはじくように取るのです。声を出す前の息の吸い込みかたで
解るみたいですね。わたくしは和泉式部のうたが
大好きでした、卒論も和泉式部でした。
これも家庭環境が似ていた為の同じ雰囲気の親しみだったのかもしれません。
私も小さい頃から百人一首はよくしました。兄妹が多く私は下の方でしたのでなかなか取れなくて面白くなかったですが知らずの内は歌は覚えたようです。読み手は父か母でした~
投扇興のこともこのブログに載っています。
2006年の1月の過去ログをクリックするか投扇興で頁内検索をしてみて下さい。きっと懐かしいと思います。
投扇興のページ過去のページを検索して拝見しました
過去を辿って行くと個展云々というコメントがありましたが、個展をなさることがおありでしたら、お報せ
くださいませ、是非是非拝見したく存じます。
お香の世界もこうして季節を楽しむのですね。是非一度体験してみたいものです。潮干狩りなんてもう何年行ってないことでしょう。
手作りで四世代で楽しむというのも最高の贅沢ですね。いいものを拝見させて頂きありがとうございました。
4月3日まで飾っていましたお雛様の後片付けに奮闘中です、お雛様たちはそれぞれの箱にしまいましたが、後はお道具が残っていますもう一頑張りです。
蛤の貝殻を取っていますから私も和紙を張って貝合わせを作ってみましょう。
m-tamagoさん、私のお香会はいつも和気藹々がモットウです。お香はゲームとして楽しみながらよい香りが味わえて、且つ古典の世界に終始触れていますので楽しいですよ。買うにはとても手の届かないお道具も手作りすると身近に下りてきてくれ気楽に楽しめます。私はこれでいいと思って競馬香のお道具なども作って和気藹々を実践しています。
さくらさん、長らく飾れたお雛様とのお別れはお淋しいでしょ。がらんと広くなったお部屋を見ると一入でしょう。それにしてもあんなに沢山のお片づけをお一人でなさるのですか?その元気をありがたいと思って頑張って下さい。
潮干香の貝合せを作った時は蛤メニューばかり続きました。蛤の確保に躍起となったのも懐かしくなりました。
今日、小さな庭の冬囲いも外し少しずつ春への準備をしているところです。
潮干香、初めて伺いましたがとても優雅な遊びですね。そして手づくりのお道具の可愛らしさに、幼い頃からこういうゆかしい遊びに触れられる姪御さんのお嬢様をとても羨ましく思います。
お道具や遊びの美しさもさることながら、こうして静かに自然に受け継がれていくことこそが日本の美しさなのかもしれませんね。
>冬囲いも外し って、やっと寒さから抜けられたようた良かったです。
その姪の娘さんもバレーなど習いだしたようで和から洋へ転じているようです。
またいつか回帰現象が起きるのを密かに期待しているのですが~
などと言うと……