SAKURA ふるきよきうつくしきもの 

包む 結ぶ 遊ぶ いにしえに学ぶ

折形 二 鶴の箸袋

2006-08-08 23:49:29 | 





立秋となり 涼風至る候となりました
昨日一昨日の暑さは格別でしたが今日からは立秋、台風の影響で雨も頻りで凌ぎやすくなりました。お庭の草木も一息つくことでしょう。
今日の写真は鶴の箸袋です。
普通折形では鋏で切り込みは入れないのですがこれは羽根のところに切り込みが入っています。
お箸袋でこの鶴を見たのはこの本が初めてですが荒木氏の本にもこの鶴は出てきます。本は長方形で折ると書いてありましたがお目出度い席で使うものなので赤縁の正方形の紙で折ってみました。この方がお席も華やいで紙に無駄もありません。鶴も丹頂になりました。

昨日荒木氏と山根氏のご本のことに触れました。私見なのですが、荒木氏は「伊勢流」、山根氏は「小笠原流」の系統のように思います。
これは 荒木氏の発行する本の元が「包結図説」(http://purple.ap.teacup.com/applet/yaya/20060430/archive)の伊勢流の本に載っている折形が多く掲載され、山根氏の発行する本は「小笠原流包結のしるべ」に掲載されている折形が多い、と言うのか根拠です。「折形独習」や「紐結び図解 折紙と水引」も「小笠原流包結のしるべ」に準じているようで、作法としての手引きの本は小笠原流系のようです
どちらの本も生活の常識としての範囲にとどまっていてあまり特異なものは載っていません。

お月さまが綺麗になってきましたがあすは満月ですよ。smile



最新の画像もっと見る

コメントを投稿