
天地始めて寒し の候となりました。
朝夕は猛暑も静まって昨夜はすだく虫の音も聞こえました。そろそろと早まる夕暮れに秋への移ろいを感じます。
今日のお包みは 婚礼結納用諸金銭包 とあります。「御袴料・御小袖料・御帯地料・鰹節料として金銭を贈る場合用いる」「用紙は大高檀紙又は大奉書を二枚重ねとして用」います。
これは檀紙と赤奉書を重ねて折っています。結婚のお祝いにはこのくらいの大きさの紙で折ると立派です。
檀紙は和紙の中でも最高で格のある紙です。これには大中小のサイズがあり、奉書も同じサイズです。大高檀紙は39.4㎝と53㎝で大にあたります。柾判(まさ判)は大と同じサイズで、中、小はそれぞれ3センチつづ小さくなります。
和紙のサイズは 半紙<美濃判<糊入れ<小奉書・西の内判(ほぼ同じ)<中奉書<大奉書の順で大きくなります。
大奉書の大きさはだいたいタブロイド判と同じです。見開きの広告の紙はこのサイズなので私はよくこの紙で練習をしました。先日の一般用のお包みもいろいろな大きさの広告紙で試してみるといいですよ。
どなたかご覧の方でご存知のお方がお知らせ下さるといいのですが~
お香をしていましてもその世界にばかり心をとらわれて香りを作るところまではまだまだ遠いようです。 私も心がけておきますね。