紅花栄う 候となりました
昨日は全国的に雨で一日中よく降りました。これで四国の水瓶も潤うのではないでしょうか?
朴の木の花が咲いています。写真は開く前のところですが泰山木の花に似ています。芳香もあるようですが高い梢に咲くので香りを聞いたことがありません。 ほうの木は朴葉味噌や朴歯の下駄やまな板などでも知られています。
まな板の御三家は
柳・銀杏・朴だそうですが抗菌性があって、木がやわらかいので当たりがよく、刃を傷つけない利点があるようです。
先日出入りの大工さんが来たので昔遊んだと言う「朴の葉の風車」を作ってもらいました。彼は物知りでいろいろ教えてもらうことが多くその知識の豊富さにいつも感心します。
写真を見て判断して頂きたいのですが作り方は朴の葉を風車形になるように間引いて三枚葉にして片方の葉を切り、先も削ぎます。その下の茎の皮を3センチほど剥き、そのまま押し込みます。それを引き抜いて葉の前後を逆にして再度差し込みます。すると芯の回りに隙間が出来るので風が吹くと葉が回る仕掛けです。
皮は皮の厚みだけ上下にぐるりとカッターナイフで傷をつけて捩ると剥けます。縦にも剥く長さだけカッターを皮の厚みだけ入れると剥き易いです(写真は皮を剥いた所の写真です)皮の厚みは1ミリほどですから深く入れすぎると失敗するので気を付けて下さい。
朴の木は柔らかいので細工もしやすいですから行楽先で、朴の木をみかけたら子供さんに作ってあげて下さい。ちょうど子供の日の頃は葉が大きくなり過ぎなくて丁度よい風車が出来ると思います。ふるきよき遊びも残したいですね。
「ビザンティン光といへる微光のありとしてうちかさなりし朴のしらはな」葛原妙子
タイムリーと言うより今が朴の木の旬と言うことでしょうか?
確かに異国の花のような佇まいがあります。
まな板の御三家は知りませんでした~。我が家のまな板は何の木なんだろ??
こうした遊びはだんだん忘れられますが書いておけば誰かが伝えてくれるのではと期待しています。こうした情報がありましたらお教え下さいませ。
暫く埼玉の娘の所へ出かけており昨日戻りました。
孫も1年3ヶ月になり家の中では上手に歩いていました。
なんだか面白そうな遊び道具作りのようですね。
我家には朴の木はありませんが友人宅の裏山に大きな朴の木があり白い大きな花をつけます。
今度この風車作ってみましょう。
この風車は私も作ってみましたがよく回りました。
お孫さんに作ってあげるなんて嬉しいです。
上の皮を剥く時は根本で切れ易いです。すると上へ抜けなくなりますから注意がいります。
私も失敗して葉の付いている処の芯を刳りぬき差し込めました。葉のむきも裏が表になるようにしないと風が当たりにくいので気を付けて下さいね。
白と緑の取り合わせは見た目も清々しいですね。