SAKURA ふるきよきうつくしきもの 

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昔のお飾り

2008-05-10 00:04:33 | 








蚯蚓出ずる候となりました.。

立夏も過ぎましたのに肌寒さを覚えます。
菖蒲湯用に求めた菖蒲の葉もシャワーを浴びて出かけてしまった息子達には無用のものとなりました。いつまでも子供の日でもないようです。
今月は端午の節句に因んだものを載せたいと思います。

写真は里の端午の節句のお飾りです。アップを迷いましたがこうしたお飾りは今ではもう目に触れない希少なものだそうで、ふるきよきものとして残そうと思いました。

このお飾りは兄の初節句のもので戦前のものです。空襲に合いましたが蔵の中で難を逃れました。幟枠は床の間一杯の弓形でとても重いのと母が嫌いな鯉が怖いのであまり出されなくなり鎧だけの時が多くなりました。

この写真は2年前(2006年)の3月27日に兄の守り袋を載せたところそのコメントに幼馴染みの友人が五月飾りのことを懐かしんでふれましたので、その返信に幟枠の事を書きました。8月になって幟枠の検索から入ったX氏から 写真だけでも見たい と言う要望があり古い写真を里から借りてコピーしました。X氏とは面識もありませんが家業のことにご熱心でしたのでコピーをお見せしました。 

それによると唐木(黒檀)の幟枠や貝を捲いた旗竿(竿の白い部分)はほとんどないそうで、このを作れる方は今は一人きりになり、こうしたお飾りはもう作れないのだとか。滅多に見られないよい品と褒めて頂きました。
全国を探したそうですがこれが一番良かったとかでX氏のHPの表紙になっています。http://www.ecluse.jp/



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