
鶺鴒鳴く候となりました。
すかっり秋になりました。
お店にも栗や梨、葡萄、柿などの果物がならびました。
少々夏痩せの私も食欲の秋にすぐに戻ってしまうことでしょう~
筥迫作りの折り古い袋物の本をROM箱さんにお貸ししました。丁度その本が戻ってきたので本の中から紙入を作ってみました。以前母の紙入れを載せましたが(2007・1・30)形はほぼ同じです。結婚式などバッグが小さい時にコンパクトと口紅を入れてポケットにスイカとお札を入れて使いたいと思います。
これは筥迫の筥の部分だけなのでこんなものを手始めに作ってから筥迫に挑戦なさるのもいいかと思います。これを大きくすればお茶用の懐紙入れにもなります。
布地は檜扇の透いた地紋に秋草が描かれた子供の頃着た覚えのある古い布です。お気に入りの布でしたがやっと出番がきました。
今月はこんな小さな袋物を載せたいと思います。
なんでも買える時代ですが手作りはそれなりの楽しみもあります。
この紙入れは柄合わせに苦労しました。贅沢に布を使えばたやすいことですが『いかに節約して裁つか』です。この布は秋草の模様で桔梗が綺麗でしたがそれだと無駄が多いので萩で合わせました。後ろ側が女郎花と桔梗です。
きららさんはお香もなさっておいでなのでお香のお道具など自分好みにお作りになると香りの他にも違った楽しみ方が出来ます。
今私は香包を入れる袋を試行錯誤しながら作っています。ちょっと珍しいものになると思っているのですが~~ この世でたった一つのものになります。
手にした時は本当に感動しました。
しかし今時のマニュアル本と違って、全てが文章だけで解説してあり、
その内容がまた難しい…。
昔の人は頭がよかったんだと変なことに感心してしまいました。
思っていてもなかなか出来ないのですがよいチャンスになりました。
この本の中の袋物が今残っていないのは残念です。
筥迫や紙入れでも外ポケットがあったり、二段ポケットだったりマチの形もいろいあって何種類もあるのですよね。作り方も感心するものがあります。
掲示板にRom皃さんから筥迫の価格のお知らせがありましたのでご覧下さい。
ずいぶんリーズナブルだと思います。これは『発売記念SAKURA特別価格』ではないでしょうか?これだけ揃えるのに随分奮闘なさったようですし~
筥迫ブームが起こるといいですね。
あれは羽織の端布でしたので小さいものです。小さな置き物の下に古帛紗のように敷いて使っています。
端布を別のものに生かせるのは楽しみですがなんでも捨てられないのが困りものです。
昨日はお香のお稽古でした。先生のお家の近くのお寺は萩の花が満開で愛でながら伺いましたら組香は『萩苑香』でした。こんなところがお香の楽しみですね。