SAKURA ふるきよきうつくしきもの 

包む 結ぶ 遊ぶ いにしえに学ぶ

残菓包み

2007-06-11 13:26:20 | 







腐草蛍となる 候となりました

ここ数日空模様が気がかりで今朝も雨の音にはっとして目覚めました。定まらないお天気が続きますがそろそろ梅雨の走りでしょうか?

これは残菓包みと言います。16日は「お菓子の日」となったようですがこれは「嘉祥の日」と言う伝統行事が元にあります。それは昨年書いたのでこちらをご覧下さい。
http://purple.ap.teacup.com/applet/yaya/20060615/archive
この残菓包みはお菓子を包んで差し上げたり、残ったお菓子を持ち帰るための包み方です。昔の方はこうしたことが生活の中に溶けこんですぐに出来たのでしょう。
これも覚えるととても簡単で、応用の広い包み方です。

折形の不得手は厚みのあるものを包むことですがお菓子も厚みがありますからつぶさないようにするには大きめの紙でふんわり包むことです。今回はB4サイズに千代紙をカットして折りましたが、千代紙半分くらいの大きさで包むとお帰りにお渡しするちょっと気の利いたお土産になると思います。


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6 コメント

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Unknown (bear)
2007-06-17 18:49:35
お持ち帰りのためにお包み、嬉しいことです。
胸に秘めて帰り道も楽しく、帰ってからも
嬉しいことがたくさんですね。
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Unknown (yaya)
2007-06-13 06:45:48
梅雨入りは明日あたりからのようですね、さくらさん。水不足でお困りのところもありますし、紫陽花ともども雨が待たれます。

包むと言う字は己が胎児を表し、上の包み構えが母親の胎内を表して、母親の胎内に子供が居る形だそうです。子供を優しく包んだ姿が字の成り立ちですから子を思うように相手のことを思いながら折るのもでしょう。
>「思いやる心」は正解です。
こうした文化は大切にしたいですね。 

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Unknown (さくら)
2007-06-12 13:14:16
又、打ち間違ってしまいました。
「庭に紫陽花」ではなく「庭の紫陽花」です。
誤字、脱字の多いさくらで、お恥ずかしいです。
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Unknown (さくら)
2007-06-12 13:09:01
こちらはちっとも雨が降りません。
庭に紫陽花がかわいそうです、豪雨はいやですが雨も時々は振って欲しいです。
包む文化は相手に「思いやる心」も一緒にプレゼントできるような気がします。
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Unknown (yaya)
2007-06-12 06:43:21
SAKURAを見てひそかに折形をなさる方がいらっしゃるとは嬉しいです。志静さん、コメントありがとうございます。新しいお仲間が増えてとても嬉しいです。
なんでもはじめは上手くいかないものですから諦めずに続けてみて下さい。
折っているうちにいろいろなことが分かります。私は無意識なのですが、紙に対しての力加減なども続けている内に自然と会得するものなのでしょう。楽しみながら続けられたらいろいろと折れるようになると思います。
これからもどうぞよろしくお願い致します。
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Unknown (志静)
2007-06-11 14:34:43
はじめまして。
ずいぶん以前より拝見させて頂いておりました。作家へのファンレターをだすような気持ちでメールさせて頂きます。
あまりに雅で素敵なプログに影響され、何冊が折形の本を求め、雨音を聴きながら一日遊んでみました。
なんてきちんと折ることが難しいことか・・・。
また水引も一度きりの真剣勝負なのですね。
私が応用出来そうなのは、ごま塩包みくらいだということがわかりました。
今日の残菓包みもため息です。
茶道の真のお点前の七種のお菓子などもこのようにお渡しできたらすばらしいですね。
今後もいろいろお勉強させて下さいませ。
季節不順な折ご自愛遊ばされますように。
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