SAKURA ふるきよきうつくしきもの 

包む 結ぶ 遊ぶ いにしえに学ぶ

花結び 五 裏菊結び

2006-07-17 00:07:03 | 





鷹技を習う候となりました
 

鷹が技を習う時候があるとは鷹狩が盛んだった様子がしのばれます。結びにも鷹ほこと言う鷹の止まり木と鷹を繋ぐ結びが「包結図説」(http://purple.ap.teacup.com/applet/yaya/20060430/archive)に載っています。最初の輪に鷹の足を繋いで鎖状に伸ばした結びですが、きっと機能的な利点や工夫があるのでしょう。紐先には房が付いて鷹が大事にされていたのが分かります。

写真は裏菊結びです。菊結びの変形で、お被布や道中着に使います。これも単独の結びでは8花弁で丸く形がよい結びです。
家紋には裏梅、裏菊などよく見かけます。物を表だけでなくいろいろな角度から見たり、覗きと言って一部分だけ覗いて見えるようにしたり家紋のデザインは楽しいものです。これもふるきっよきうつくしいものですね。
女紋は、妻の実家が整えた財産を夫と言えども勝手に処分出来なかったようで嫁いだ後に整えたものとの目印だったとも言います。
私は女紋でなく嫁ぎ先の紋を付けましたのでつぶしが利かず離婚すると困るかもしれません。女紋はこんなことを避ける為とも言われています。
(四月は箱の結びのいろいろです。ご覧になっていない方は過去ログの4月をクリックするとご覧になれます)


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2 コメント

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Unknown (komuちゃん)
2006-07-18 14:59:08
涼しげな色でこれも素敵ですね~女紋を嫁入り道具に入れるのはそういう意味があったのですか~!いろいろ勉強になります。
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Unknown (yaya)
2006-07-18 23:12:01
komuちゃんは女紋でしたか?
「これは私の物よ触らないで」って昔の女性も暗黙の主張をしていたわけで~ 結構女性も保障されていたし、地位も認められていたのよね。
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