
大雨時々降る 候となりました。
今年の大雨はひどい災害を引き起こしました。自然の力は人の想像をはるかに越えるものでした。
昨日の花包みの写真は全体を入れた為包みがよく見えなかったと思いますので今日は包みだけアップにしてみました。
この花包みは河骨の華包みです。河骨が手に入らないので蒲になりました。水草すべてに適用される包みですが蒲の花包みと言う名称はありませんので念の為。
蜻蛉の柄が漆でプリントされた紙でちょっと遊んでみました。蒲の穂が浴衣を着たような感じでしょ? 外の紙は茶色です。昨日の写真は青く写っていましたがこちらの色の方が近いです。(昨日の写真は時候のような大雨の日に撮った為暗くて上手く撮れませんでした)
蒲と言うとい因幡の白兎のお話をすぐ思い浮べます。 小さい時、父はよくお布団の中でこのお話をしてくれました。「おおきな袋を肩にかけ~」と三つ子の魂で歌声さえ耳に残っています。
童謡のようになっている桃太郎、金太郎、舌切雀、花咲爺 などもよく話してくれましたが最後に必ず歌を歌います。この歌は孫にも曾孫にも伝わったようです。
蒲の穂わたに包まれた兎はもとに戻りますが、蒲は止血の薬だそうで理に叶っていたのですね。
萩の模様に雪華紋、日本人の季節に関する美意識や工夫って繊細ですよね。
涼しく明けた八月ですけれど今日は朝からジリジリと暑そうです。蝉もわが世と鳴いています。本格的な暑さになりそうですから皆様もお大事にお過ごし下さい。
八朔の雪のお話、ほんとうに風情があってすてきですね。
そういえば、涼しさを表すために雪華紋は夏に用いるのですよね。