牡丹花咲く 候となりました。
『包結図説』は結びと折の本の解説に決まって出てくるいわば包みと結びのバイブルです。
ずっと本物を見たくて国会図書館へ行かなければ と言う思いにかられていました。そんな折奇跡の出会いがありました。
何故か天の声を聞いたかのように古書検索をしたらヒットしたのです。思い続ける念は通じるものだと思いました。
三十六人家集の時もそうで偶然古書展で見つけました。他にもこんな出会いが沢山あってだんだん本が集まってきました。私の師はこれらの古書なのです。
余談ばかりになりましたが、包結図説は伊勢流の伊勢貞丈が江戸中期に著した本です。
私が手に入れたのはこの復刻本です。この中の結びと折はだいたい試してみました。本を見ながらなら何とか出来ますが、すぐ忘れて嫌になります。もともとこうした図形向きの頭ではないのですが、折りたい、結びたいと言う思いだけで遥かな道程をたどってきました。皆さんにも是非トライして頂きふるきよき・美しきものを残して頂きたいと思います。