一身の子供の着物は可愛いです。背中には背守りを付けます。
背守りは背縫いのない一身の着物に付けるお守りで、縫い目に宿る霊魂によって魔物から子供を守る魔よけのようです。背守りは普通背を縫ってその糸をたらしますがお守りのようなものを付けることもあります。
おはしょりをしない子供の着物は付紐で結びます。付紐の根元に飾りのような縫いを刺しますがこれも一種の魔よけの役目があるようです。写真は付紐飾りの縫い方です。
本当は刺したものをお目にかけたかったのですがどうも目がダメでお裁縫の本から撮りました。
確かにこんな模様のついた付け紐の着物を着ていましたっけ~
忙しい母親にとって着物を縫うだけで手いっぱいなはずなのに仕上げにこのような飾りをしてくれる母親の愛情は本当に有り難く尊いものだと今になって思います。
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