
春分となり雀始めて巣くう候となりました。
お彼岸でお参りに行きましたら鶯の音を聞きました。
昔は子供が無事に成長するのも大変でしたから母親の心配はそうとうだったと思います。
背守りや付紐の飾りにも無事に子供が成長するよう願いをこめたのでしょう。
百徳と言う着物があります。これは丈夫に育った子供の着物の切れ端をもらい母親が継いだものです。今のパッチワークですがただ端布をついだものでないところが尊いです。
大勢の人から貰った方がご利益があると考えてこんなに細かな継ぎになったのでしょう。この写真は「銀花」の三瓶清子さん の写真から撮りました。三瓶さんは以前梓さんの「包む展」でご一緒して頂きましたのでお許し頂けると思い載せました。本来は直にお写真をお貸し頂きたかったのですがブログは日々消えていくものでそれも申しわけないと思い雑誌からのものにしました。三瓶さんは風呂敷の収集家としても有名で、お話の楽しい方でした。
http://www.meito.city.nagoya.jp/tiiki/inoyakata/syuuzou.htm
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