SAKURA ふるきよきうつくしきもの 

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薔薇を包む

2008-06-05 00:06:47 | 











蟷螂生ずの候となりました

気の早い台風の上陸とともに昨年より20日も早い梅雨入りだそうでなんだか暦が早く回っているような気になります。

今月の花包は薔薇を包んでみました。今月は父の日もありますので父に感謝をこめて、少し改まった感じにしてみました。
これも荒木真喜雄氏の本からとった花包ですがとても形の取り難いものでした。
この折方は下がワなので水引で止めないと開いてきてしまいます。水引は石菖ですが、あまりよく見えませんね。
(石菖はこのようにも結びことがあります)

さて今月、水無月の異称です。
季夏 水月 多水之月(たみのつき) 葵月 涼暮月(すずくれつき) 鳴神月 風待月 蝉の羽月 長夏 常夏月 末風月  晩夏 溽月(じょく=蒸し暑いこと) 遯月(とん=易の卦で遯は6月に配される) 林鐘
先月>鳧鐘については長くなりましたので来月に譲りましょう
としましたが 鳧鐘(ふしよう) 林鐘 などは十二律と言う中国渡来の日本の音楽の音律名です。雅楽などで黄鐘(おうしき)調など耳にしますが中国のものなので漢字に馴染みがありません。
ちょうど12律なので12か月に当てはめてあるようです。遯月など気候と関係がないこうした呼称もあると言うことですね。


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