清明となり 燕来る候となりました。
庭の桜も満開となりました。
高遠の桜を見た折、澄んだ水色の空にアルプスの残雪と桜が映えて見事でした。 桜の空は水色が似合います。
さくら花散りぬる風のなごりには水なき空に浪ぞ立ちける
ほのぼのと春こそ空に來にけらし天の香具山かすみたなびく こんなお歌が浮かぶ春です。
三年ぶりに庭の桜を花包にしました。桜包です。今回は重ねの白が透いた薄葉で寂しかったので総角を結んでアクセントにしてみました。
4月の呼称は次のようなものがあります。
孟夏 卯花月 得鳥羽月(えとりはづき) 鳥来月 (とりくつき) 鳥待月 夏初月 (なつはつき) 花残月 (はなのこりづき) 麦秋 初夏 首夏 (しゅか) 陰月 畏月 (いげつ) 梅月 仲呂 (ちゅうりょ) 夏半 (かはん) 乏月 祭月 余月 (よげつ)
ちょっと余談ですが
四月一日と書いて わたぬき さんと言う苗字があります。4月1日が綿入れを脱いで衣替えをする日からですが他にも八月十五日で あきなか さんとか暦に関わる苗字も多いですね。
年々数が増え片付けに時間がかかるようになりました。
ここ数日はパソコンも開かず夜中まで頑張って片付けました。
桜の花包いいお色ですね。
桜色に若葉の色、それに総角結びの真っ赤が綺麗です。
こちらのソメイヨシノはもう散ってしまい今は八重桜が綺麗です。
散った花びらが道路にピンクの絨緞を作っています。
私は小さなひいなを少し出すだけですがそれでもお仕舞いはのびのびになります。
私も4日まで飾ってやっとしまいました。
いちど全部の雛を飾りたいと思いますがなかなか出来ず毎年小出しになっています。
さくらさんはきちんとお出しになってお偉いです。
我が家の桜も散りだしました。花包の桜も色あせて花の移ろいの早いこと。
いろりろな花が咲きだしてこれから庭が綺麗になります。
そちらの桜はこれからですね。花衣をまとってお花見をなさいますか?
毎年願いながらなかなかそんな気分になれないものです。
今年はいつもより長くお花を楽しめましたのにそれでも出掛られませんでした。
父が元気な時はお伴であちこち桜狩りに出かけましたが外出嫌いな夫はちっとも付き合ってくれないのですよ。
また来年に持ち越しになりました。