柿や栗、もう松茸も店頭に並んでいます。秋が深まったのを感じます。
佐久間八重女氏が70歳で内山光弘氏に入門した折、師はすでに86歳だったそうです。なんともお二人方の熱意に驚きます。内山氏はご母堂の感化で折紙をなさり研究なさった方だそうで、「からや折」を考案しました。これは云わば折り紙のお人形ですが六歌仙、牛若丸と言った人物を巧みに表現しています。着物を重ね折して着せると言う特徴があります。折とは思えぬ表情があり、定九郎や勘平など芝居の人物はシルエットを見てもそれと分かるほどのものです。
母はこの本にある「お雛さま一式」を折ってくれました。
写真は五角形です。
五角形はカットによって桜や桔梗形の畳紙にも折ることが出来ます。カットによって桔梗や楓、桜などに変化して、お菓子敷きにしたり障子の破れを継いだりも出来ます。
五角の折り出しは難しいですが何度も折ると角度が目分量で出ますので覚えると便利に使えます。
明日は六角形です。