SAKURA ふるきよきうつくしきもの 

包む 結ぶ 遊ぶ いにしえに学ぶ

花包  菜の花

2008-03-05 00:05:50 | 













啓蟄となり巣籠もりの虫戸を開く候となりました


やっとギブスが取れて昨夜は久し振りに熟睡しました。
春眠暁を覚えず、いつまでも寝ていたい暁です。
まだ足に力は入らないものの庭に出てみると梅の花びらが散り敷いて花壇の花が春を告げていました。

月初の花包菜の花を包んでみました。
ちょっと変わった花包とお感じと思いますがこれは例の華包ではなく折形の本から選びました。2年前に桃を包んだので、華包から離れちょっと目先を変えてみました。
包んでみるとこの折りは実用的でない気がしました。飾るには裾が1㎝ほどで不安定ですし、お水を入れられそうにありません。
私見ですが折形の花包は礼式用で堅いですし華包は華道の家に伝わるだけに花に優しい贈答用のような気がしました。


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5 コメント

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Unknown (さくら)
2008-03-06 17:51:09
ギブスが取れてホッとなさったでしょう。
でもまだくれぐれも足元に気を付けて下さいね。

yayaさんが感じられたのと同じようにこの花包み一寸硬い感じがしますね。
何時もご紹介していただいている華包みの方が柔らかな感じで自分でも折ってみたいと思っています。
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Unknown (浮羽)
2008-03-07 11:46:59
折方の本による華包みはお花への優しさに欠けるようだというyayaさんの印象に、なるほどと思いました。お花ではなく、なにか“物”が包まれている方が似つかわしいようですね。
前回の結び、トンボ玉に通した皮ひもですが、紐の端を5ミリくらい残して結ぶだけでだいじょうぶです。皮なので緩みません。

ギブスが取れて、気持ちもすっきりなさったでしょうね。でも、感覚がすぐには戻らないこともあるでしょうから、十分用心されますように。
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Unknown (yaya)
2008-03-07 16:52:33
すぐ正常に歩けるかと思っていましたがダメでした、さくらさん。変な歩き方が身に付いたのか普通に歩けるにはしばらくかかりそうです。

> 自分でも折ってみたいと思っています。
これは紙のサイズが特殊です。なが~い横長です。
写真のは檀紙二分の一でそれを横長に半分にしました。檀紙は厚いのでヮにせず1枚で使い若草色のぼかしを重ねてあります。花の色で帯を作ってみました。さくらさんなら折れると思いますよ。

◎浮羽さん、とんぼ玉の結び(この結び名は何と言うのでしょうか?)皮だとずいぶん締り具合も違うのでしょうね。ありがとうございます。
足を悪くしてから病院以外の外出は全部キャンセルでしたので早く出かけたくてなりません~春ですものね。
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Unknown (風花)
2008-03-08 20:52:46
ギブスからの開放感をあじわってらっしゃることと思います。
筋力が落ちていますし、庇うために体の他の部分にも無理がかかってしまいますよね。
どうぞ、ゆっくり慣らしていってくださいね。

菜の花の包み、私もいつもと違った感じを受けました。なんとなく武張ったような印象です。
でも、色は春らしくって未だ雪の残る地にいながら春を味わわせていただきました。
菜の花というと山村暮鳥の風景という詩を思い出します。

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Unknown (yaya)
2008-03-09 14:04:01
春浅い御地の風景を想像しています。お見舞いありがとうございます、風花さん。
昨日はお使いに行きましたが行きより帰りの方がスムーズで、やはり動かないといけないようですね。 
礼法としての折形にはどうしてもかっちりと武ばったものになるようですね。
折形の本の花包にはあまり興味も湧かなかったのですが「華包」の本を見た時にはいっぺんに魅了されました~ でもそろそろ其処から離れて折形の花包にも挑戦してみますね。

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