SAKURA ふるきよきうつくしきもの 

包む 結ぶ 遊ぶ いにしえに学ぶ

花結び 七 亀結び

2006-07-21 06:59:13 | 
梅雨も開けそうな終盤の土砂降りに各地で災害が広がり胸塞がる思いです。各地の皆さまの恙無い事を願います。




結びは結びです。紐をほどいて房にして亀の尾にすると亀らしくなるのですが写真はあまり亀らしくありませんね。この結びは亀の甲羅のように自然と湾曲するのです。
亀の形のまま房として袱紗に付けることもあり、これを亀房と言います。
房にも格があって結びの形や紐の太さによって決まります。
撚り房と言って糸に撚りをかけた房があります。この房はヨレヨレしないのが利点です。太い房には房の元のところを編み込んだものもあります。紐に房が付くと結びも格調高く見えます。房は重要な飾りです。

私は揺れるものに惹かれます。幼い時からお姫様の扇や着物、お道具に付いた房が揺れるのをとても綺麗だと思いました。どうやら母の筥迫のぴらぴら簪の長い房に魅了されたのが原点のような気がします。

追記
 身近に叶結びと菊結び、編んだ撚り房が付いた御簾があるのに気が付きましたので追加で載せておきます。撚り房の頭の編んだ所は見難いですがすき間から金色が覗いているで少し分かると思います。




最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (bear)
2006-07-22 11:13:47
そういえば、家で使用していた掛袱紗の角に小さな亀房が付いていました。この作品のように上品な色合いの房がよろしいですね。金色がのぞいています、見えます。
返信する
Unknown (yaya)
2006-07-23 07:01:41
亀房はいいものにしか付けませんからそのお袱紗、大事にして下さいね、bearさん。編み頭分かりましたか、良かったわ。
返信する

コメントを投稿