小満となり蚕起きて桑を食う 候となりました。
「山法師が咲きだした」と姉から写真が届きました。すっきりと初夏にふさわしい風情でした。
写真は兜のお包です。
前回の包はお札には不向きでしたが、これはご祝儀袋として使えます。端午の節句と兜はつきものですから、お箸入れも胡麻塩包みも兜型の包みがあります。
檜兜は秋篠宮家に贈られた兜として一気に注目を集めました。檜兜を見たのは初めてでしたがその原型のような「菖蒲兜」を有職の雲上流の冊子で見ていました。これは檜の部分が菖蒲の葉になってカーブをもたせて垂れています。(このカーブが力強いイメージとなっています)檜兜は他のところは金属のようでしたが菖蒲兜は全てが布製で、頭の丸みもサツキや菖蒲の花で作られ柏の葉が鍬形に見たててあり、とても優雅です。
今回何故、菖蒲兜でなく檜兜が贈られたのかちょっと気になっています。
端午の節句にはサツキの花の薬玉が掛けられます。
この薬玉はずっと前から私の作ってみたい有職のお飾りです。昨年やっと手がけましたが途中で断念してしまいました。端午と上巳の薬玉を揃えてお香会に掛けるのが念願なのです。思い立ってから7年ほどたちますから来年あたりは掛けられるように手を付けたいと思っています。
これが分かれば杉玉が丸いのもなるほど~ですね。
杉玉も見かけなくかりました。毛糸でボンボンを作るのも結構難しいですから杉玉を丸く作るのは厄介でしょうね。
みなさんのお作りになりたいものを読ませていただくのも、とても楽しいです。