SAKURA ふるきよきうつくしきもの 

包む 結ぶ 遊ぶ いにしえに学ぶ

花包 六 吾亦紅

2006-11-25 00:19:38 | 








昨日、日本橋をとぼとぼ渡りました。若い頃は三越から白木屋までよく歩いたものですが結婚してからは地下鉄や車ばかりで歩いて渡ることはありません。
高速道路が上を塞いで日本橋も台無しですが目障りな道路が取り払われるようなのは歓迎です。日本橋は天下の景観であってほしいものです。
帰途、丁度昇ってきた三日月様を見ました。巷の喧騒に反してゆったりとした大きなお月様を見てホッツとした気持ちになりました。
      
写真の包みは小菊の華包みですが秋の草に応用できるので吾亦紅を包んでみました。秋明菊の包みと同じですがお花と紙によって随分雰囲気は変ります。

われもこうは吾亦紅・吾木香とも書きます。目立たない花ですが「私もまた紅よ」とひそやかに主張しているようでもあります。
与謝野晶子のお歌に
あるが中に恋の涙のわれもかうわれの涙の野のわれもかう  があります。明星派らしいお歌です。晶子の歌は「なにとなく」好きですね。



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2 コメント

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Unknown (さくら)
2006-11-25 13:55:22
何時も花包み楽しみにしております。
吾亦紅は秋を感じる花です、楚々としていますが大好きな花です。
11月14日(しゅうめい菊)の小菊の花包みと同じ包み方ですが、色を変えるだけで秋の深さを感じています。
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Unknown (yaya)
2006-11-26 00:43:17
花を包む時は紙選びに迷う事が多いのですよ。さくらさん。たいていは手持ちの紙で包むので「この紙で○○を」と紙が先の時もありますが~ もっと時間をかけて紙に裏打ちしたりしてしっかりした物を作らないといけないのですが、なかなかそうもいかず満足いく包みには今一歩です。
>楽しみにして下さる   と言うのを励みにして少しつづ進歩したいと思いますので気長に見て頂いて育てて下さいませ。
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