筍生ずの候となりました。
我が家も筍がニョキニョキと顔を出し、見る間に背が伸びるその速さに驚いています。
昨日(15日)は葵祭りの斎王代の行列でした。 京の町は賑わったことでしょう。
今日の写真は「六日の菖蒲」ですが端午の節句のお包みです。
上巳の節句のお包みが菱餅の形でしたからこれは粽をイメージしたものでしょうか? その辺が書いてあるものは見つかりません。
これは包み方としてはゴマ塩包に似ています。昔は嗜好品として、胡椒や山椒、黄粉、薬などは貴重品として贈答に用いましたので、そのような粉の類を入れたのではないかと思います。
粽の起こりは 屈原 のお話が有名ですが、詳しくは虎屋さんのこちら⇒http://www.toraya-group.co.jp/gallery/dat02/dat02_048.htmlをご覧下さい。
(この紙は丹青堂さんのお世話になりました。表が銀で裏が緑です。その他いろいろな色で金もあり重宝しています。過日京都でも見つからずやっと手に入ったお気に入りの紙です)
そういう願いが込められているような気がします。
でもそれも開いた時のお楽しみ、奥ゆかしいでしょ? 包みは開く時の楽しさがありますね。
香包みでも全く見えない内側に光琳の絵などがあったりします。開いた時の驚きはどんなでしょ~
インパクトを与えるのも美の一つの要素ですよね。
虎やさんのHP,充実していて大好きです!!
折も慣れですから折り線一本つけるのでも、構えただけで踊りの技量が分かのと同じです。
紙に対してどのくらいの圧をかけるのか自然と慣れで取得します。たまには折り紙するのもいいでしょ?月見さん。
「端午の節句のお包」は見るほどに季節にぴったりで素晴しいです。先日久し振りに子供達と折り紙を折ったら、ピッタリと折れず、がっかりしました。綺麗に折るのは本当に大変なのですね。両面の紙の面白さが「髪一筋程」に現れて何とも奥ゆかしくて、美事です。
ほんの少し見えるのは紙の厚み分の誤差で出来てしまいました。 この紙の厚み分と言うのは曲者で折り進むほど出てきます。
私はよく布を貼った紙で折ますが、はじめから折線を付けてしまうと厚み分の誤差が修正出来ないのでずいぶん狂います。 布折り紙も紙のように折ながら線をつけていかないとダメなのです。折ながらだと厚み分は自然に折込まれていきます。布折り紙は勿論ですが、紙の場合も厚みを常に考えながら折らないと上手く仕上がらないものです。
>さくらさん、お孫さんは男の子さんでしたか?
折型の本には出ていませんでしたか?もし折ってみたければお知らせ下さいね。背面の写真も撮っておきましょう。
背面はどうなっているのでしょう。
ホントに端午の節句に相応しい色合いの紙ですね。