SAKURA ふるきよきうつくしきもの 

包む 結ぶ 遊ぶ いにしえに学ぶ

香の小物 六 火道具入れ

2006-10-18 23:41:08 | 








蟋蟀戸にありの候となりました。 
千両の実に赤みがさしてきました。朝夕は寒さがつのってきたのでしょう。
この頃になると「肩させ裾させ寒さがくるぞ」と冬支度にかかる母を思います。
昔の女性は着る物の支度や修繕にさぞ忙しかったことでしょうね。

今日は火道具入れです。この中には七つ道具と言って、灰に筋目を入れたり炭団を取り扱う火筋(こじ)。灰を整える灰押さえ、灰を掃いて香炉を清める羽箒。灰の上に銀葉をのせる為の銀葉挟み。試香の香木を扱う香筋(きょうじ)、香木をのせる香匙。焚いた香の小包を挿しておく。などのお道具が入ります。無くてはならないお道具です。常に使うものなのですぐ痛みます。少々頑丈に作りました。


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2 コメント

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Unknown (yaya)
2006-10-19 06:45:12
今月は忙しく以前作ったものばかりです。ご覧に入れる用ではなくて自分用ですし、かなり古いものもあって恐縮しているのですよ、月見さん。素材は千代紙です。表の裏にしっかりした裏紙を貼って、又内側の紙をはりますからかなりしっかりしています。
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Unknown (月見)
2006-10-18 13:11:56
毎回素晴しい物ばかりですね。この素材は何ですか?紙ですか?布ですか?小桜の小紋のようですが色合いが良いですね。大きさが分かりませんが羽箒が入る長さだと20センチ位ですか? 縁の箔?が細めなので上品ですね。
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