処暑となり綿の花しべ開く候となりました。
急に涼しくなって蝉の声も弱弱しげです。夏休みも蝉の音とともにもうじき終了です。
昔男 とくればやはり杜若かと思い杜若を折ってみました。
これには 添いぶしにはらみし花の杜若みな紫のゆかり美し
の狂歌が付いています。
昔男と似ているようですが折り方は違います。
写真で分かるように小さい鶴は正方形をさらに四角に折っています。こうして端の繋がり部分が中央へ来るわけです。
連鶴はこんな工夫によって繋がっています。
源氏物語千年紀とやらで源氏物語が取り沙汰されていますが、伊勢物語はその約百年以上も前に書かれました。書かれた年が源氏のように明記されていないので千年紀などと断定出来ないのですが、こちらも日本が誇る文学です。物語中の和歌は源氏より膾炙していると思います。
杜若のお歌でも書いておきましょう。
から衣きつつなれにしつましあればはるばる来ぬるたびをしぞおもう
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