SAKURA ふるきよきうつくしきもの 

包む 結ぶ 遊ぶ いにしえに学ぶ

香の香 八

2006-03-29 06:58:31 | 
香の香をご無沙汰してしまいました。お香会に参加する予備知識として始めた香の香ももう八になりました。そろそろ皆様と開筵出来るでしょうか。今日は証歌のお話です。
証歌はその組香の根本になるお歌です。このお歌によって組香名や遊び方、聞きの名目、下付けなどを決め、そのお歌のイメージに合うお香も選びます。
「春苑香」を例にあげますと証歌は「春の苑紅匂う桃の花下照る道にいで立つ乙女」です。
このお歌から組香名は「春」「苑」「桃」「嬬」の四つになります。前の二つが二炉づつ、桃は三炉、嬬が一炉で計八炉のお香を聞いてその出を当てます。
下付けは皆が=樹下美人 嬬が当たると=紅におう  はずれは=下照る道 となります。
これで家持のお歌の雰囲気が現れます。 証歌が組香のもとになっているのがお分かりだと思います。
次回は記録紙のお話をいたしましょう。
香の香 本日はこれまでにitem4

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