周平の『コトノハノハコ』

作詞家・周平の作詞作品や歌詞提供作品の告知、オリジナル曲、小説、制作日誌などを公開しております☆

#31 『上昇己龍(じょうしょうきりゅう)』

2010年09月28日 | 作詞作品集
(2005年7月制作)

勝つか 負けるか 社会はそんな
言葉だけで 2つに分けられてる
もちろん 俺なら
勝つ側に 混ざりたい

だまして だまされ 世界は回る
皆 自分の事で精一杯
あまりに うますぎる
話なら 聞き飽きた

上を見上げりゃ 
そこには嘘のない青空
行こう 汚れた
古い靴だって 飛べる

舞い上がれ 龍のように
真紅に燃える こぶし挙げて
雲の上の頂点を目指して
空高く 龍のように
飛び出した地上の日常
俺は俺の限界を知りたい
そう 明日の保障はないさ
それでも 俺は抜け出すよ
退屈な世界を



何か求めて 彷徨った末に
出口無くて 行き止まったんなら
そここそ 案外 
落ち着ける場所なんだ

だけど周りを
壁に囲まれたその向こう
何が あるのか
誰だって見たいはずさ

風を斬れ 龍のように
真紅に燃える 太陽(ひかり)浴びて
空の果ての頂点を夢見て
勝ち誇れ 龍のように
ぶち破った 常識の壁
俺は俺の生きる意味 知りたい

舞い上がれ 龍のように
飛び出した地上の日常
俺は俺の限界を知りたい
そう 明日の保障はないさ
それでも 俺は立ち向かうよ
激動の未来へ

#30 『優しい紫陽花』

2010年09月28日 | 作詞作品集
(2005年6月制作)

君が初めて 部屋に来た時
持ってきた花 紫陽花(あじさい)は
今日も 窓際に揺れて
僕の心を 癒してくれる

紫陽花は生きてる
小さな体でも
花びらを白から 青へ紫へと
少しずつ その表情を変えて
花は生きるために
光や水 求め
人間(ヒト)だってそうだろう
誰かの優しさがなければ
きっと枯れてしまうだろう


仕事に追われ 疲れた僕に
励ましの声 君の声
強い優しさに触れて
僕の心も 優しくなって

紫陽花は知ってる
僕の善しも悪しも
疲れてないなんて強がってみせても
きっと全て 見透かされている
「甘えても良いよ」と
言ってくれる君を
紫陽花に重ねて 見とれて眠る夜
少しずつ痛みがとけてゆく

今度は僕が 持って行くから
君の元へと 優しさの花

#29 『黒に近いブルー』

2010年09月28日 | 作詞作品集
(2005年6月制作)

「お前を好きになったみたい」
言ってきたの あなた
だけど何だか 最近は
目も合わせてくれないじゃない

それでもあなたにそばにいてほしい
一途なの 私は
格好だけの男なら
いくらでも知ってるけど

どうして私を好きになったの?
ねぇ もう一度聞くけど私でいいの?
気になっちゃって
夜も眠れない あなたの所為で

夜空はブルー 
なんとなく黒に近いブルー
雨を降らせそうな雲が
輝く月を隠して
私もブルー
嫌な予感 降り出した雨
うるさすぎる雨音と静かな部屋
lonely night

真夜中にいきなりあなたに
呼ばれたって迷惑なんて思わないから
どうか誘って もっと
そして ギュッとして



いつの間にか 寝てたみたい
起きたら もうお昼
あなたに電話しても
なぜだか つながらなくて

仕方ないから一人で外へ
飛び出す 昼下がり
まさかね 見間違えよ
他の人と歩くあなた

もしかして私は遊びだったの?
ねぇ 女なら誰でも良かったんでしょ?
一人帰り道
怒り押さえて 涙こらえて

気分はブルー
限りなく黒に近いブルー
どうしてくれるのよ
私の時間 返して
涙もブルー
フルならはっきりフレばいいの
余計にブルー
悩んでただけムダよ
あなたにフラれる前に
私からフッてあげる

あなたよりも優しい人も
いくらでも知ってるんだから
べつに泣いたりする必要ないさ
だけど 涙 ずっと
なんでだろう ずっと
止まらないの ずっと


#28 『旅の途中』

2010年09月28日 | 作詞作品集
(2005年5月制作)

いつからだろう 僕の中
叶えたい 夢ができて
ただ何かに 反抗して
自分の強さを知りたかった

限界を誰かに決められるのが嫌だったんだ
意地張って始まった
旅の途中に来て 気付いた

子供のままじゃ なめられ
大人になれば 汚れるなら
僕は一生 僕の道を

戻らない 戻れないよ
夢が叶うまでは



笑える事=生きる意味
考えた末 出した答え
正解かは この道の先
進み続けて 分かるだろうか

「愛情」とか難しく考えすぎていただけさ
夢と同じぐらいに
守りたいものだってあるんだ

子供のように 素直で
大人のように 強くもない
だからいっそ 僕の道を

止まらない 止まれないよ
足が折れようとも



子供と言われれば そう
いちいち腹を立ててた
だけど大人になりたくない
だから一生 僕は僕で

戻れない 止まれないよ
夢は 旅の途中


#27 『Midnight Escape』

2010年09月28日 | 作詞作品集
(2005年5月制作)

もうこんな社会はうんざりだ
あぁしろ こうしろとうるさいな
やけになって飲み干したサイダー
大人の理屈に耳を塞いだ
こんな夜はどっか飛び出したい
ポケットから取り出したケータイ
こんな夜は誰かに会いたい
たまったストレス吐き出したい
メモリーからテキトーに選び出し
気が合う仲間 数人呼び出し
だいたいみんな似たような育ち
似たような痛み抱える友達
それじゃ皆さん 行きましょうか
腹にたまった怒りを消化
見せてやるぜ 俺達のshowtime
自由掲げたドライブへ招待

走り出した俺らは止まんない
気が済むまできっと このままallnight
ルールとかマナーとか分かんない
ぶっちゃけそんなのありえない
カーステレオのボリュームmax
俺らのテンションも上がってます
それじゃとりあえずここらでまず
でっかい花火 打ち上げます
はい 海辺に到着です
忘れようぜ ありきたりなdays
太陽が東に昇るまで
俺らは俺らのやり方で
ちょうどいいじゃん 誰もいないじゃん
無人の夜の海でjump
俺らが騒いであげなくちゃ
海照らす月も悲しむじゃん
 
レールを外れて行けるトコまで

走って石につまずいて
転んだら そう起き上がって
走って石につまずいて
転んだら また起き上がって
どこまで逃げようか
走って石につまずいて
転んだら そう起き上がって
走って石につまずいて
転んだら また起き上がって
光 見える場所まで



そう大人なんてみんな一緒
働き続けるだけの一生
嘘で塗り固められた愛情
全然マシじゃん 俺らの友情
国語 数学 理科 社会
そんなにやってて楽しいかい
遊んでる方が気分爽快
こっちの世界に君も来ないかい
誰にも邪魔させないmylife
大人に向けて撃てそのライフル
自由と書いた大きな旗振る
補給した車のガソリンはfull
捕まえられるもんなら捕まえな
誰も走れない 俺らの前は
敵を向かえる準備は良いな
ぶちのめせ 勝手な大人を皆

油断するな 相手は卑怯だ
でも大丈夫 俺らは最強だ
日付変わって迎えた今日は
大人の方が俺達に驚愕
腐った常識くつがえすチャンス
我ら若者が有利のカーチェイス
大人が建てたルールというフェンス
越えてやるぜ 我ら社会のnewface
さらに強くアクセル踏む足
俺らを止めようとする信号を無視
もう俺達に恐いものなんてなし
自由な未来のゴールを指差し
時計の針は真夜中の三時
俺らのテンションもいい感じ
人生楽しむ事が大事
俺らの太陽 早くもrising

ルールを無視して行けるトコまで

走って逃げて捕まったら
そう その手を振り払って
走って逃げて捕まったら
また その手を振り払って
どこまで逃げようか
走って逃げて捕まったら
そう その手を振り払って
走って逃げて捕まったら
また その手を振り払って
子供のまま いたいよ



ホントは俺達 皆
心は案外 pure
居場所が欲しいんだ ただ
答えを探して まだ
go to hell? go to heaven?
分かんないから不安なんだ
go to hell? go to heaven?
でも分かってたらつまんないでしょ
let’s start now midnight
let’s escape midnight
let’s fight now midnight
let’s escape midnight

走って石につまずいて
転んだら そう起き上がって
走って石につまずいて
転んだら また起き上がって
どこまで逃げようか
走って逃げて捕まったら
そう その手を振り払って
走って逃げて捕まったら
また その手を振り払って
朝日 見える場所まで

#26 『春が好き』

2010年09月28日 | 作詞作品集
(2005年4月制作)

あかぬけない 私は
静かな 秋が好き
だけどなんだか 今年は
にぎやかすぎる 春も好きで

ドキドキしてる 桜の木の下
これから何か 起こる予感
ワクワクしてる 胸は止まらない
雲ひとつない 空


肩に落ちた 花びら
振り払いもせずに
私には 似合わない
カッコイイ人を探したり

胸がキュンとなる それは恋の予感
今ならなぜか 勝てる自信
胸がギュッとなる 痛みも全て
力に変わる 春


ドキドキしてる 桜の木の下
これから何か 起こる予感
ワクワクしてる 胸は止まらない
雲ひとつない 空

やっぱり 春が好き

#25 『「サヨナラ」の翌日』

2010年09月28日 | 作詞作品集
(2005年4月制作)

あなたとの別れに
涙していた 夕べ
知らないうちに眠って
夢の中で また会って

目が覚めて気付いた
時間は 戻らないと
コーヒーを一気に飲んで
寂しさをごまかしてた

天気予報じゃ「昼から晴れる」
私はどうかな?
ひじをついて 考えてた

窓を流れ落ちる
雨は なぜかちょっと
私だけに優しく
思えたりしたけど

「サヨナラ」この言葉が
最後に なるくらいならば
私ずっと ひとりのままでいい



天気予報どおり
昼から晴れた街を
オシャレする必要なんてない
寝グセのまま 歩いた

周りは皆 嬉しそうに
手をつなぎ歩く
時々 顔合わせながら

オレンジ色の空
一人で眺めてた
私を笑うように
カラスが鳴いていた

「おはよう」この言葉で
始まる一日じゃなけりゃ
早く 過ぎてほしい

あれから 一日経ち
消えない 耳の奥「サヨナラ」
枕をぬらし また眠る夜


#24 『君への言葉~ヒトリ、ポツリと~』

2010年09月28日 | 作詞作品集
(2005年3月制作)

数十億の 瞳の中で
ただ 2つだけ
こっちを向いて
輝いてほしかった

疑いがちな 僕の目が
この世で 1つだけ
信じられるものが
偽りのない 君の笑顔

もういない 君の事
思い出していた 夕暮れ
残された僕はきっと
電池の切れた時計

「ありがとう」「さようなら」
心に嘘をついて
君への言葉 自分を慰めるため
ヒトリ、ポツリと、


君が出て行った 部屋の
片隅にあるカレンダー
愛し合えていた
8月のまま めくられずに

そう 誰か 抜いてくれ
君が言った サヨナラの
つららのようなトゲを

「愛してる」「今もまだ」
心に嘘をつかず
君への言葉 言っても届かないけど
ヒトリ、ポツリと、


「ありがとう」「さようなら」
心に嘘をついて
君への言葉 自分を慰めるため
ヒトリ、ポツリと、


#23 『裸足の少年』

2010年09月28日 | 作詞作品集
(2005年2月制作)

あの日 少年だった僕は
不可能なんて言葉の意味も
分からず 裸足のまま
外へ飛び出した


叶うはずの夢
そう 思っていたけれど
流れゆく時は
僕を不安にさせてゆくから

子供と大人の狭間
どっちに合わせればいいのかも
分からないよ まだ初めての道で

あの日 少年が見た夢は 
きっと まだ完結してなくて
こんな所で止まってる場合じゃない
時代遅れの夢なんて
どこにもあるはずはないからね
追いかけよう このまま
叶えたい夢を



周りの仲間は
安定した社会(せかい)へ
行ってしまう中 
僕は一人 この都会(まち)に残って

泥だらけではしゃいでいた
少年が思っていた空は
欲しいものが 全て降ってくる場所で

きっと少年には見えていた
宝物は 今もずっと
目の前に 散らばっているはずだから
大人ぶったメガネを外そう
大人こそ現実を見よう
嘘をつかなかった
昔の夢を


そりゃ確かに仕事も大事
守りたい彼女(ひと)だっているけど
時に黒いスーツ
脱いでもいいから


あの日 少年が見た夢は 
きっと まだ完結してなくて
こんな所で止まってる場合じゃない
時代遅れの夢なんて
どこにもあるはずはないからね
追いかけよう このまま
叶えたい夢を


#22 『未来』

2010年09月28日 | 作詞作品集
(2005年2月制作)

新しい 扉を
開ける 若き者達
不安と 期待を抱いて
誰にも 止めたり 邪魔できない
自信を持って そう
この先 何があろうと

飛び立てる春を
信じてる 翼
やがて 空の果て
何を手にするのだろう
分からない それは
誰も 知り得ない 未来


世の中は 
納得できない事の方が
多くて 嫌になるだろう
それでも 自分の信じるもの
なくさなけりゃ そう
風向き きっと変わる

嘘のない青へ
飛び込む 稚魚は
やがて 海の底
何を見てしまうだろう
分からない それは
誰も 知り得ない 未来

#21 『ひとりぼっちの冬の道』

2010年09月28日 | 作詞作品集
(2005年1月制作)

君と過ごした
あの夏は 戻らない
夢を追うほど
君と 距離はなれ

あぁ 戻らない
もう 戻れない
時間は足早に進む
君を忘れさせるように
ひとりぼっちで 見上げた空に
君が一瞬 見えた気がした
両手ポケットに入れ 冬の道


自分の夢と
君と過ごせる時間
わがままだけど
両方 大事だった

あぁ 戻りたい
でも 戻れない
願いと現実の狭間
冬の風に吹かれている
せめてこの夢 叶えて君に
笑顔でいつか また会えるように
両手 握り合わせて 祈る空


左手には 夢を
右手に 好きな君
両方守る 誓った腕は
いつからか 弱くなって

あぁ 戻らない
もう 戻れない
時間は足早に進む
君を忘れさせるように
ひとりぼっちで 見上げた空に
君が一瞬 見えた気がした
両手ポケットに入れ 冬の道

ひとりぼっちの 冬の道

#20 『君を愛する人』

2010年09月28日 | 作詞作品集
(2005年1月制作)

遠く 離れても
君の味方で いてくれる
いつも 君の近く
胸の中 誰かがいるよ

どうか 笑顔を絶やさぬように
下を向いて 涙 流さぬように
誰より君の事を想う
大切な人 忘れないで


君が 夢を追って
いつか咲かせる その花に
水を与え続けた
存在を覚えていますか?

どうか その夢叶えてほしい
だけど どうかムリはしないでほしい
複雑な気持ちで見守る
愛がある事 忘れないで
ずっと

#19 『木々のように強くあれ』

2010年09月28日 | 作詞作品集
(2004年12月制作)

そう 生まれたからには
生きてゆかなけりゃいけない定めで
例え 石につまずいてすり傷を負って
涙 出ようとも

もう 夢を邪魔する
誘惑には 負けないように
そう どんな時でも
我貫く 木々のように

春は桃色の花咲かせ
皆に優しくあれ
どんな人にも そして
夏は緑色に染まり
暑さにうなだれる
都会に風を送れ


そう 頑張っていれば
きっと良い事が 待っているだなんて
今は 信じていないけど
信じたい気持ちが どこかあるから

あぁ 愚痴を語れば
自分が余計 虚しくなって
あぁ 強くなりたい
弱音吐かぬ 木々のように

秋は紅く姿変え
心に安らぎと
ゆとり与えよ そして
冬は枝だけになろうと
固く地に根を張れ
強さ示すように


#18 『校庭の桜が咲く頃~机の上の落書き~』

2010年09月28日 | 作詞作品集
(2004年11月制作)

あの校庭の桜が咲く頃
あなた どこへ行くの?
薄ピンク色の花が咲く頃
あなたは別の道を行く

きっと 運命の
出会いと この恋は
運命によって はぐれてく

あの校門を出れば消えてゆく
桜舞う雨の中
あなたの影を追いかけたいけど
私も別の道を行く

そう 思い出の
場所が涙に濡れないように
上を向いて 歩き出そう

あの校庭の桜が咲いてた 三年前の
出会った頃が 昨日の事みたいによみがえる
あの時計台の二本の針止めて 時間も止まれば
嫌な授業も続くけど この恋も続く

あと少し 残ってる
高校生活最後の冬
教室の 窓から
授業中 校庭を眺めて


#17 『slow snow』

2010年09月28日 | 作詞作品集
(2004年10月制作)

もう どれくらいだろう?
君と 僕が この街で出逢って
過去も 未来も 忘れて
ただ 君の事だけを 見つめて

「もう 行かなくちゃ」って
夢見つけた君は 春の日に
あぁ 何も持ってない
僕の元から 去ってゆく

雪のように 僕達の
愛も 春がくれば とけてしまうけど
今は 僕を慰めるかのよう
ゆっくり 優しく 積もる
slow snow as love


ねぇ 君の真っすぐな
僕の好きだった 大きな瞳は
やがて 誰を見つめるの?
僕じゃない事だけは 分かるけど

Love  離れていても
続く愛もあるようだけど
Fact それは僕とじゃ
無理なんだと 君はきっと

街は 二人の描いた
愛を消すように 白く塗られて
だけど 次の冬にまた君を
想い出させるのも きっと
slow snow as tears


雪のように 僕達の
愛も 春がくれば とけてしまうけど
今は 僕を慰めるかのよう
ゆっくり 優しく 積もる
slow snow as love