事実ありのまま..あるがまま気分勝手に、
自然体で、イマ、イマのイマを生きる。
木は風が吹けば風に靡き、
雨が降っても、雪が降っても、
嵐の日も、日照りの日も、
その場を動くことなく、
じっと立っている。
人生も然り。
悲しい時は思い切りないて、
苦しいときは這いずり廻って、
嬉しい時は喜んで。
そんなあるがままでいいのだろう。
実現不可能なような大きすぎる夢と
背伸びしても手の届かないような高い目標と、日々の暮しと迷走の果てに 、
悩みに悩んだ末、悩み抜く力もつきて、諦めの境地が訪れた。
何とかしなければ、心には人知れず葛藤を抱えて、来た道を振り返り、行く末を思い、起業も考えて勉強も始めた。
生活の為に自分の何かを犠牲にしたくない。私にも可能性があるなら見て見たかった。まだまだ努力の余地はあるはず..
到達出来ないのは自分の努力が足りないから、そう思い努力すれば、裏目に出て、成果は得られず、ストレスがかさんだ10月。このままでは鬱になってしまう。
本当にこのまま見果てぬ努力に人生を費やしてしまって良いのだろうか?
今、仮に私が消えていなくなったとしても、誰にも迷惑はかからないだろう。
出来なかった事へのお詫びや 、袖すれあったご縁はどうしよう?ずっと模索していた。
何とか形にしようともがくほど、搾取され続けて、それで本当に後悔しばいだろうか?いっそのことすべて諦めて田舎に帰ろう。
ジェラシーに嫌気がさして疲れたのだ。
でも、田舎帰ってやって行けるだろうか?不安はあるけど仕方ない。
夢や目標も大事だけど、取り敢えず、今、ここの自分の気持ちに素直になろうとそう思った。もう、頑張らなくていい。
生活の為に働いて生活を大事にしよう。
風の音、
空の色、
空気の臭い。
自分の中の自然な感覚が蘇ってきた。
ふと書きためた原稿や、まだ読んでいない本棚を見て、何をやっていたんだろう?と思った。
友人から電話がかかってきた。
「あの頃は本当に楽しかったね」
「本当だよね?お金はなかったけど、
本当に楽しかったね」
「そうそう、バス代の200円がやっとだったの覚えてる。なのによく飲んだし、ありえないほよく食べたね。
「一緒にいるだけで、嬉しかったね」
「あの時、出逢えて本当に良かったね」
失敗も沢山した。
嫌な思いも沢山した。
死にたくなるほど辛い事の連続の日々
もあった。
騙されたり......
(騙されたっていいじゃない?
人に迷惑をかけたわけじゃない。)
頑張れば誹謗中傷され傷付いて、
もう立ち上がれないと、
悔し涙も渇れ果てた。
夢追いかける事に疲れたのだ。
今、ここの自分の気持ちを大事にしよう
わかっているはずの答え。
先の事はあまり考えないでおこう。
こんな幸せもあるんだって、
気が付いた。
あるがまま、自然にそっと寄り添って。
人はこれを失敗だと言う。
だけど、私の心には痛みとか、
許しとか、大切なものだけが残った。
これからも、
自分に正直に生きて行こうと思う。
@車中にて