佐久市 ヤナギダ 趣味の店

長野県佐久市野沢93番地
ヤナギダ☎0267-62-0220

『絶対的な愛って、そんざいすると思う?Ⅲ』

2019-05-08 13:09:24 | 日記
知りたい?悲しい結末でも?
「もちろん」

もちろん、最後にやってくるのは
死よ。
つまり、わたしがかかっていたの
は、恋の病気だったから、しかも
それはかなりの重症で、進行の
早い悪性の病気だったから、

放っておけば、死ぬしかない。
わたしは彼を追い求め、ひたすら
追い詰めた。
もっと会いたい。もっと一緒にいた
い。もっと、もっと、もっと。

「もっと僕を信じて欲しい」
と、ある夜、彼はぽつんと言った。
「それができないなら、僕たちは
もう終わりだ」。

それに対して、わたしはいったい
なんと答えただろう。正確な言葉
は覚えていないけれど、たぶん泣き
ながら、こう言ったんじゃないか
と思う。

「あなたのせいよ。何もかもあなた
のせい。あなたがちゃんと連絡して
くれないから。あなたがわたしを
こんなに待たせるから」

ネガティブな感情。そのすべてが、
この病気の栄養になっていく。
心配すればするほど、相手を
責めれば責めるほど、病状は
悪化の一途をたどる。

泣き濡れているわたしを部屋に残
して彼は去って行った。

あんなに楽しかったのに、あんな
に素敵にきらめいていたのに。
一生懸命。海よりも深く。あの愛
は、どこへ行ってしまったの?

愛ではなく、それはただの病巣
なのに、それはあまりにも愛に
似ているから、だから恋する女
の子は、容易に落とし穴にはま
ってしまう。そして、ジ・エンド。

そろそろ、彼女が彼と待ち合わせ
の時間が近づいてきた。

ふたりのグラスはすでに空になっ
ている。
絶対的な愛を手に入れる方法を、
わたしは彼女に、教えてあげなく
てはならない。それは、手に入れ
ようと思わないことね、などと、

禅問答的なことを言うつもり
はない。わたしは女だから、女の
知恵を彼女に贈る。

それは、ふたつの「w」を避ける
ことよ。
「ふたつのW?」
Wanting(求めること) worrying
(心配すること)。そのふたつは、
恋の病気の主な病状。
それが、絶対的な愛の障害にな
っているの。

どんなに求めても、どんなに心配
しても、あなたは決して、彼の心
を得たり、変えたり、動かしたり
することはできない。

なぜならそれはもともと、コント
ロール不可能な、他人の心だから。
他人の心に頼ってはだめ。それよ
もまず、自分の心を味方につける
こと。

「自分の心を、味方に?」
そう、あなたを不安の渦に陥れて
いるのは、彼じゃなくて、あなた
自信。「絶対的な愛」は、あなた
の手でクリエイトできるもの。

ううん、あなたにしか創れない。
自信」を持って。
「よくわかった。ありがとう」
手をふって、わたしは彼女を見送る。
また会おうね、可愛い女の子。

気をつけて、恋してらっしゃい。



金 K18   ¥3340
プラチナPT950 ¥2760
【5月8日(WED )買取値】

※店オープン中
佐久市野沢93番地十二町
ケヤキの木の真向かい
アーケード十二町側
  ~ヤナギダ~
☎0267-62-0220

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人は必ず死ぬものだから

2019-05-08 12:31:16 | 日記
睡眠は一種の仮死といって
いいだろう。

人は、毎夜に死んで、
翌朝に生き返る。

生きるためには前夜の死が
必要というわけだ。

また、
新しい朝がきた・・・
やり直しがきくのだ。

きょうという日を精一杯生きようっと




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オトコの選び方  Ⅲ

2019-05-08 12:24:06 | 日記
自分のルックスばかり気にして
いる男性は

「自分が大好き」。


他の人に対する思いやりが
少ない。



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恋のジョーシキ

2019-05-08 12:18:41 | 日記
プライド捨てたら「かわいい
女」になれるけど、

ある程度のプライドが
「かっこいい女」をつくる。





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「少なくとも、求められたら、拒まない」。

2019-05-08 12:09:55 | 日記
遠く遠くサイレンの音

この部屋に今いることが私の答え


YouTube
Alone - Ms. OOJA

https://www.youtube.com/watch?v=8VfFxiAK52k



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―幸せの音―

2019-05-08 10:00:21 | 日記
人生にとって幸福な音が
三つある。

1. 夫が家にいて、静かに本を
を読んでページをめくる音
2. その傍らに妻がいて、、何
かを作っている音
3. その夫婦の側で、子供が
元気に遊び戯れている音

日本のよき時代にあった音たち。


YouTube
ちょっと切なくて、時々かなしい作業用BGM 再

https://www.youtube.com/watch?v=umwcs8CoeAM



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『恋におちて』  ーFalling in Loveー

2019-05-08 04:50:39 | 日記
クローゼットの前に立って、迷う。
何を着ていこう、今宵の逢瀬
にふさわしい洋服は、どれ?

あれこれ取り出して、身に着けて
は、むしり取る。「これでよし」
と思った直後に「ああ、違う!」
とつぶやいて、また、一からや
り直し。

我ながら「馬鹿みたいだ」と思う。
この「ひとりファッションショー」
をやっていると、いつも、古い映画

『恋におちて』の中で、メリル・スト
リーブがデ・ニーロに会いに行くた
めに、ベットルームの鏡の前で洋服を
取っ替え引っ替えしているシーンを
思い出す。

想いを寄せている人の手で、あとで
脱がされるために着るドレスを選ぶ
・・・なんて骨の折れる、なんて心
心躍る時間。

さんざん迷った挙句、わたしが選ん
だのは、ラベンダー色のシルクの
ワンピース。胸もとと背中が大きく
開いている。アクセサリーは、何も
つけない。

このドレスにはなぜか、香水だけが
映る。ストッキングと靴は黒。バック
は濃い紫の薔薇の花を飾ったものに
する。 

これで決まり。
彼が代官山駅に着くのは七時半
になるだろう。


電話がかかってきたのは、午後
四時二十分だった。
わたしはちょうど、今日の仕事に
一区切りつけて、そろそろ夕食の
支度にとりかかろうと思いながら、

受話器を取ると、彼の声が飛び込
んできた。

「夕方のアポがひとつ、急にキャン
セルになって今夜どこかで一緒に
食事をしよう。翔子の好きな店で
いいよ」

彼ったら、なんて、嘘が下手なの。
そんな見え透いた嘘をついて、ほ
んとに、可愛い人。

「了解。じゃあ、お店はわたしの
ほうで予約しておく」
彼はわたしが、もうすっかり忘れて
いると、思っているのだろうか。

忘れるわけがない。きょうが何の日か。

   *
わたしはその日、ニューヨークに
向かう飛行機に乗っていた。今から
三年前のきょうだ。

あとはもう離陸をするだけ、という
状態になってから、大慌てで駆け込
んできたのが彼だった。
いかにも「ニッポンの企業戦士です」
といった風情の人、苦手なタイプだ、

隣の席に来なければいいけれどと、
思いながら眺めていると、案の定、
客室乗務員が彼の搭乗券を見ながら
指し示したのは、わたしの隣だった。

彼とは笑顔と目配せでわたしに挨拶
をしてから、窓際の席に腰掛けた。
笑顔はなかなか素敵だ。と思った。
でも、それだけ。

食事が終わり、映画の上映が始ま
った。

いかにも飛行機の中で上映される
映画としてふさわしい、他愛のない、
犬猫の冒険物だった。

かずかずの危険と困難をかいくぐ
って、最後には無事に自分の家ま
で戻ってくる、そんなストーリーだ。

やがて、クライマックスがやって
きた。今でも、わたしはあの「場面」
を思い出すと、頬がゆるんでしまう。

背景は、機内の暗闇。登場人物は、
頭の切れる辣腕ビジネスマン。そ
してわたしが目にしたのは、彼の
頬を伝う、ひとすじの涙だった。

彼は泣いていたのだった。動物たち
が飼い主と再会する感動の場面で。
なんて可愛い人なの!

忘れもしない、彼を好きになった
のは、その瞬間だった、恋の神さま
がわたしのために、彼の最も愛され
るべきチャームに、ぱっと光を当てて
くれたんだと思う。  

今から三年前に、この、広い広い、果
てしない宇宙の中で、混沌とした世界
の中で、わたしたちは巡りあった。

きょう六月1日は、ふたりの
恋の誕生日

電車はあと五分もすれば、到着
するだろう。思い切りお洒落し
た彼は、きっと、深い紫色の
薔薇の花束を手に電車から降り
てくるだろう。

駅から出て、わたしを探す彼の姿が
見えたなら、わたしはまっすぐに
駆けて行く。

世界で一番愛している。
世界で一番素敵な人の、
両腕に抱かれるために

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『絶対的な愛って、そんざいすると思う?Ⅱ』

2019-05-08 01:25:29 | 日記
あれは、わたしがまだ二十歳(はた
ち)の女の子だった頃。
初めてのキス、初めてのデート、
シャボン玉のようにふわふわ
飛んで、空中でぱちんと弾ける、

そんな片思いの恋をいくつか経
たあと、わたしはまるで巻き込
まれるように、苦しい恋に落ちた。

これは、手探りで進むしかない
真っ暗な闇の谷底に真っ逆さま
に落ちてゆくような恋だった。

どしようもなかった。
好きで好きでたまらなくて、
四六時中会いたくて、いつも一緒
にいたいと追い求めた。

彼のそばにいない時の自分は、
まるで不完全な人間のような気
がしていた。息もできないくら
いに、身動きもできないくらい
に、焦がれていた。

こんなに好きなのに、こんなに
愛しているのに、こんなにも
不安なのは、なぜ?

彼はわたしよりも四つ年上。
わたしと同じ大学を卒業した
あと、新聞社で記者として働
いて友人の紹介で出会った。

「初めまして」
「こんにちは」
と、挨拶を交わした瞬間、わたしは
「あ、この人を好きになる」と感じ
ていた。
あとで聞いた話しによると、彼もや
はりそうだったという。

恋の始まりは、奇跡に似ている。わ
たしは今でもそう思っている。毎日、
大勢の人とすれ違い、巡り合い、出
会いと別れが繰り返されていく中、

たったひとりの人に、心がすっと
傾くその刹那。それを奇跡と呼ば
ずして、なんと呼べばいい?

付き合い始めて半年くらいのあい
だは、世界中の何もかもが、輝
いていた。見るもの、聞くもの、
触れるもの、すべてが愉しく、
すべてがわたしの心を躍らせた。

彼と一緒なら、どんな映画も名作
になったし、どんな喫茶店のどん
な珈琲も、世界一美味しく感じ
られた。恋の魔法にかかってしま
えば、枯れた花でさえ、蘇って
しまう。

けれどもそのあとにやってきた
半年は、つらかった。

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「遠 恋」―刹那― Ⅰ

2019-05-08 00:00:52 | 日記
東京へ向かう新幹線の中で、わた
しは思い出していた。
佳代子と過ごした、昨夜の出来事。

居酒屋風のお店で晩ごはんを食べ
たあと、「静かなところで、お酒
が飲みたい」と、言ったのは佳
代子だった。
佳代子は高校時代からの友人。

「知っているお店があるの」
佳代子が連れていってくれたの
は、祇園の街中の、細長いビル
の最最上階にあるピアノバー。
「ここ、学ぶさんと来たお店」
席に着くと、そう言って、佳
代子はふんわりと微笑んだ。

細身の躰を黒いニットのワン
ピースに包んで、胸もとには、
深紅の薔薇を象ったブローチ。
いつのまに、こんなに大人っぽ
くなったのか、心をかき乱され
ような笑顔だった。

「すてきなお店。さすがは、
学さんね」

学ぶさんというのは、佳代子が
三回生の頃からつき合っている
人。知り合ったときは、大阪に
単身赴任をしているビジネス
マンだったが、今年の春から、
奥さんと子どものいる東京に
戻ることになった。

「パリジャン、お願いします」
注文を聞きにきたバーテンダー
にわたしが告げると、佳代子は
間を置かずに続けた。
「三人分、作ってくださいますか」
パリジャンというのは、わたしたち
のお気に入りのカクテルで、ジンを
ベースにしたルビー色の飲み物。

ふたりで飲む時にはまずパリジャン
を頼み、そのあとはジントニック
やジンフイーズを頼んで、最後は
ドラマティーニでしめくくる。
三つのカクテルが届けられると、
わたしたちは乾杯した。

「カノちゃんの京都最後の夜に」
「ふたりの就職のお祝いに」
そう言いながら、それぞれのグラスを
取り上げ、カウンターの上に置かれた
ままのグラスに合わせる。
「千夏ちゃんに、乾杯」
それがわたしたちの、いつものやり
方だった。

千夏は二年前に亡くなった、わたし
たちの親友、膠原病(こうげんびょう)
という難病を抱えていながら、三人の
中では一番前向きで底抜けに明るく、
最後まで勇敢だった。

パリジャンを飲みながら、わたした
ちはひとしきりに、とりとめのない
話しに花を咲かせた。

前の日に、書店で出会ったあのひと
のことは、すでに居酒屋で話して
あった。
「ねえ、佳代ちゃん。何かほかに、
話しがあるんじゃないの」
さり気なく、尋ねてみた。

「学さんとは、うまくいってるの」
わたしの方から切り出してみた。
今夜はまだ一度も、彼女の口から
最近のふたりの話しがない。

佳代子は言った。
「うまくいってる・・・・・はず
ないよ。だって不倫だもん。不倫
してる人って、みんなおんなじこ
と、思ってるんだよね。これは
不倫なんかじゃない。恋愛なんだ
って。好きになった人に、たまた
ま奥さんがいただけよって、

でもそんなの、気休めに過ぎない。
空しい自己憐憫(れんびん)に
過ぎない。不倫はどこまでいって
も、やっぱり不倫でしかないの」
妙に明るい口調。それが佳代子の
哀しみを、いっそ際立たせている。

生まれた時から持っている、誰から
も愛されるよい面を、生まれた時
にすべての人が例外もなく持って
いる、澄みきった、愛(うつく)
しい心を、損なうことになって
も、失うことになっても、それを
承知で、佳代子みたいな聡明な
女の子が、不毛な恋に踏み込んで
いくのは、なぜ。

※自己憐憫
不幸を引き寄せることを知って、強い
意志を持つ。

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