佐久市 ヤナギダ 趣味の店

長野県佐久市野沢93番地
ヤナギダ☎0267-62-0220

恋で人は死ぬ

2019-05-19 17:39:43 | 日記
大恋愛を経験
して、なお無事でいられたら、
それは本当に運の良いことだ
と思う。

たとえ相手に恋人や妻子がいな
かったとしても、究極、他者を
完璧に自分のものにすることは
できないし、幸福な時は永遠に
続かない。

その欲望を成就させるには、相
手を死なせるしかない。
だから私は純粋な恋愛とは本来
すごく危険なものだと思う。

一方で、その極限を上手く伝え
られる自信はあまりない。個人
的な経験というのは共有でき
ない。恋に溺れない人からすれ
ば、たかが恋愛で、と首を傾げ
るかもしれない。


YouTube
Uru 〈名曲 cover〉BEST

https://www.youtube.com/watch?v=fbjzC2-wB-4





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現住所が地球の堕天使たち―Ⅱ―

2019-05-19 17:16:22 | 日記
人によって文面は異なるが、私達
年柄年中、神さまに電報を打って
いる。

このトラブルを取り除いてください、
とか、あれが欲しいでのです、とか、
ここが痛いのでが、というふうに。

思いの外、神さまは親切で、一生懸
命私達の願いを叶えてくれようとす
る。最近、コイツは気持ちがギスギ
スしているなと思えば、心温まる場
面に遭遇するように導いてくれたり
する。





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「月のウサギ」

2019-05-19 11:43:42 | 日記
あるとき、帝釈天が年をとった
老人に姿を変えて、うさぎと
サルとキツネに食を求めた。

サルとキツネはすぐに
木の実や魚を差し出した
が、うさぎはすぐには何も
用意できず、それを
愧(は)じて、自分のカラダを
焼いて食べさせようとした。

帝釈天はこのウサギをあわ
れんで、もとの姿にもどし
月に住まわせることした。

月の表面にもやのように
見えるのは、このウサギが
火に焼けたときの煙です。

古来、うさぎは聖獣として
扱われてきました。
(実際の兎さんは エッチ好
きですが・・・・
だから アメリカの雑誌
プレイボーのキャラクター
は うさぎさんです)

話しを戻し
月の中に兎を見る人は
心正しい人、心やさしい
人といわれてきました

本題です
恋愛相手は常に、
”許せる思想”内にいなければ
なりません。

月は見る人によってさまざまな
生きものに見えるように、表面を
顕しているという考え方も
あります。

恋愛が成就するのに
月が何に見えるかですが
似たものを選んだふたりは
幸せになれると
言います。

あなたに幸あれ


YouTbe
Léon: The Professional/Sting - Shape of my heart.

https://www.youtube.com/watch?v=STdoNm_bisE



金 K18   ¥3310
プラチナPT950 ¥2600
【5月19日買取値】

※店オープン中
佐久市野沢93番地十二町
ケヤキの木の真向かい
アーケード十二町側
  ~ヤナギダ~
☎0267-62-0220

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「遠 恋」八番目の曜日 ―完―

2019-05-19 10:16:54 | 日記
人の一生には、その人だけに訪
れる、八番目の曜日がある。

わたしにそのことを教えてくれ
たのは、父方の曾祖母だった。
名前を、キヨエといった。
キヨエはあちゃんは、わたしが
中学一年生の時になくなって
いるから、わたしがその話しを
聞いたのは、それ以前という
ことになる。

「でも、いつ来るの?日曜日の
次に来るの?それとも土曜日と
に日曜日の次に来るの?」
「さあ、それはわからん。人に
よっていろいろじゃ。来ても、
気づかない人もおる」

「あたしにも来るの?」
「ああ、詩音ちゃんにも来る。
その日には、詩音ちゃんの一生で
起こることが何もかも全部、一日
のうちに起こるんよ。ええことも、
悪いことも、全部な」


「そこにいたんだ?呼び出し音
なしでいきなりつながったんで、
びっくりしたよ。同時に受話器
を取ったんだね?」

「嬉しい」
と、わたしは言った。
「ありがとう。電話をくれて」
そう言ったきり、言葉が喉につか
えて、あとはもう何も、言えなく
なった。べっトに縛りつけられて、
まるで蛹のような姿になっていた、
哀れな父の姿が浮かんだ。

お父さんが、死んだの。ついこの
あいだまで、生きてて、偉そうに、
タバコ臭い息で、わたしに説教な
んかしていたのに。もうすぐアメ
リカへ行くよと言ったら、「ニュー
ヨークでジャズを聞いてこい」な
んて、わかったようなことを言っ
ていたのに。

わたしの口から実際に出た言葉
は、
「もう会えなくなったの、お父
さんに」
それだけだった。

「どうしてなんだろう。きょうに
限って俺、朝からずっと胸騒ぎが
して、何がなんでも絶対に電話し
なきゃて思った」
と、あのひとは言った。

海の向こうで、気が遠くなるほど、
遥か彼方にある岸部から。

「会いたい」
と、わたしは言った。それは
言葉ではなくて、叫びだった。
会いたくて、会いたくて、た
まらない。そばにいて欲しい。

抱きしめて欲しい。
なのに、会えない。会いに行
けなくなった。心も躰も岩に
ぶち当たり、木っ端微塵(こ
っぱみじん)に砕け散る、
波飛沫(はしぶき)のようだ。

「何も話さなくていいから」
海の向こうから、遥か彼方から、
見えない岸部から、あのひとの
声が耳に流れ込んできて、躰中
を巡り、わたしを拐って、どこ
かへ運んでいこうとしていた。

希望と絶望の渦に、わたしを巻
き込んだまま。
「泣いていいよ。泣きたければ、
いつまでだって、好きなだけ泣
いて。俺はずっとそばにいるから。
ずっと、詩音ちゃんのそばにいる
から」

あのひとはいつまでも、わたしの
そばにいてくれる。
あのひとはいつでも、わたしの手
の届かない場所にいる。

その日――――八番目の曜日に、
ふたつの思いに引き裂かれたわた
しの躰は、それからもう二度と、
もとに戻ることはなかった。



金 K18   ¥3310
プラチナPT950 ¥2600
【5月19日買取値】

※店オープン中
佐久市野沢93番地十二町
ケヤキの木の真向かい
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現住所が地球の堕天使たち ―Ⅰ―

2019-05-19 10:02:52 | 日記
人と人の出逢いはミステリア
スだ。人智では計れない。
あの時、あの人に出逢わなけれ
ば、今の自分は居ないだろう、
と思うことの連続である。

また別れも同じで、ある日突然、
目の前から消える人がいる。
死という形で消滅するケースは
もちろん、それまでの蜜月が嘘
のように、お互いに気が合わなく
なることもある。

とくに何かあったわけでもない
のにいつのまにか疎遠になり、
縁が切れる人もいる。




金 K18   ¥3310
プラチナPT950 ¥2600
【5月19日買取値】

※店オープン中
佐久市野沢93番地十二町
ケヤキの木の真向かい
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『好きな人のそばにいられるおまじない』

2019-05-19 00:46:11 | 日記
あなたの大好きな花で作った
花束(小さくてもOK)の中に、
マッチを1本加えましょう。

できれば、火のつく部分は
オレンジ色がいいでしょう
好きな人のそばにいられる
おまじないです。

☆星のささやき
金星と火星がともに助け合
って寄り添うイメージを作
ることがポイントです。

花は金星を表すラッキーア
イテム。美しくしなやかな
花束を作ってください。
マッチは火星を表しています。
この2つの組み合わせが大切
です。


YouTube
garden ガーデン SUGAR SOUL ft KJ シュガーソウル

https://www.youtube.com/watch?v=I-zrxJA6jQQ

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頬杖をついて考え事をしている時の、どこか無防備な仕草が好きだった。>「ひと夏の恋」

2019-05-19 00:33:13 | 日記
あの少年の夏の日に
あの子の心から盗んだ
恋心が
今も胸の中に甘い果実
みのらせて

こんな夏の日の光をあび
るたびに
すこしずつ育ってい


YouTube
ERAMO E PASSAVANTI - Senza Confini (Festival Di Sanremo 1998 - Prima Serata - AUDIO HQ)

https://www.youtube.com/watch?v=tA_BvkyuYf0

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「遠 恋」八番目の曜日―Ⅱ―

2019-05-19 00:00:45 | 日記
変わり果てたす姿。
父が交通事故に会ったのだ。

言葉は知っていても、実際には
知らなかった。それがどういう
姿なのか。でもその日、わたし
はこの目で見てしまった。
この世でたったひとりのわたし
の父の、変わり果てた姿。

集中治療室の酸素テントの中で、
父はいくつもの器機に取り囲ま
れ、頭を白い包帯でぐるぐる巻
きにされて、横たわっていた。
その姿にまるで生気というもの
がなく、もう死んでいるのだと
言われても、不思議はないほど
だった。

「お父さん」
呼びかけて、手を握っても、父
は握り返してこなかった。ぶあつ
い手のひら。中指の爪の下に盛
り上がったペンだこ。冷たく硬
い父の手を、わたしは両手で挟
み込むようにして、一生懸命撫
でさすった。こんな風に、

父の手に触れるなんて、もしか
したら初めてなのかもしないと
思いながら。

さすっても、さすっても、父の
手は温かくならなかった。
どうしたの、お父さん。
どうしたの、こんなになってしま
って。

お父さん、死なないで。お願いだ
から、死なないで。
物言わぬ父の手を握りしめ、わた
しただただ、哀願した。
生きてて。生きてさえいてくれた
ら、わたしがずっとそばにいて、
面倒を見てあげるから。

そして天国の弟に、祈った。
まーちゃん、お父さんを守って。
お願いよ。

願いは叶わなかった。父はひと晩
中意識を取り戻さないまま眠り
続け、翌朝、夜明けとともに、息
を引き取った。父はわたしたちよ
りも先に、ひとりで、昌幸のとこ
ろへ行ってしまったのだ。

声を上げて泣きながら、べっトの
そばで崩れ落ちる母の躰を支えつ
つ、わたしは「しっかりしなくて
は。わたしがしっかりしなくては」
と、自分に言い聞かせていた。

父が逝った朝、わたしは母と一緒
に実家へ戻った。
母は憔悴しきって、まるで亡霊の
ように、今にもふっと消えてしま
いそうだったから、わたしは母の
寝室に布団を敷いて、とりあえず
母を横にならせた。

壁の時計は、十一時十分を示して
いた。
あのひとの時間は今、夜の十時十
分だと思った。そうだ、あのひとに、
知らせなくてなならない。父が死ん
だこと。そして、アメリカへ、旅
立つことはできなくなったという
ことも。

それは決していい知らせではない
のに、それでもわたしはその時
「あのひとにかけるべき電話」に、

ひとつの救いを求めていた。世界
のそこだけ、希望の光が辛うじて、
灯っているような気がした。

のろのろとべっトから出て、階段
を下り、台所の冷蔵庫の前に立ち、
受話器を取り上げたとき、
その瞬間、耳に飛び込んできた声
があった。

「あ、もしもし?」
あまりの驚きに息を呑み、気持ち
が音速で宙を彷徨った。
「はい・・・・・?」
「もしもし、もしもし、そちら
桜木さんのお宅ですか?」
ああ、これは、あのひとの、声。
「もしもし、、快晴なの?」

「詩音ちゃん?」
「快晴!」

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