その角をまがり、階段を
のぼり、扉をあければそ
の人がすわっている。
とわかっているのに、
それが気の遠くなるよう
な道のりに思えてしまう。
されがまるで、まばたき
の間に逃げてしまうほど。
はかない時間に思える。
いとおしいものの前では、
時間や距離の感覚は
きれぎれになってしまう
んですね。
手をのばせば
さわれる近さにその人が
いて、手の中にバーボン
の香りがある。
それはきっと、この世で
いちばん短い時間かもしれない。
その角をまがり、階段を
のぼり、扉をあければそ
の人がすわっている。
とわかっているのに、
それが気の遠くなるよう
な道のりに思えてしまう。
されがまるで、まばたき
の間に逃げてしまうほど。
はかない時間に思える。
いとおしいものの前では、
時間や距離の感覚は
きれぎれになってしまう
んですね。
手をのばせば
さわれる近さにその人が
いて、手の中にバーボン
の香りがある。
それはきっと、この世で
いちばん短い時間かもしれない。
心の動揺から流れた
汗は、冷や汗、あぶら汗。
どちらかというと、か
きたくない汗である。
心を動かして流れる
汗は、名曲をきいた時
の感動にも似た、気持ち
のよい汗である。
金 K18 ¥6170
プラチナPT950 ¥3870
【買取値】
佐久市野沢93番地十二町
ケヤキの木の真向かい
アーケード十二町側
~ヤナギダ~
☎0267-62-0220
わたしを弄んだ、なつかしい、わた
しの昔の恋人。
あれは、あまりにも手痛い失恋だっ
た。そえゆえに、それはガラスに刻
まれた文字のように、わたしの心に
残っている。痛みは、静かな嵐のよ
うにやってきて、樹木をたまわせ、
木の葉を震わせ、わたしの根源を
揺るがせようとする。
でも、大丈夫、絶対に、大丈夫。
言い聞かせながら、わたしはひとり、
暗闇の中で、嵐が通りすぎていくの
を待っている。どんなに激しい雨が
降っても、わたしはもう「過去」を
迎えに行ったりしない。
わたしの心はさらわれていかない。
吹き飛ばされはしない。わたしに
は今、愛しい待ち人がいる。
どんなに遠くまで出かけても、
必ずわたしのもとに帰ってく
れる人がいる。
金 K18 ¥6170
プラチナPT950 ¥3870
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佐久市野沢93番地十二町
ケヤキの木の真向かい
アーケード十二町側
~ヤナギダ~
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誰にも気づかれず
月が消え
枯れ葉が落ちて若葉が生まれ
秋になって
雨があがって虹がかかる
夕焼けの空に言葉を探すより
きみに帰らんあぜ道沿いに
金 K18 ¥6170
プラチナPT950 ¥3870
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佐久市野沢93番地十二町
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