夏目漱石の『草枕』という
小説に、「床を延べる時には
ゆるりと御休みと人間らし
い、言葉を述べて、出て
行った」という一文があり
ます。
ここに出てくる「ゆるり」
は、「ゆっくり」と「ゆった
り」の両方の意味をもつ
大和言葉。
ゆっくりは主に時間、ゆった
りは主に空間のゆとりを表現
する意味なので、
「ゆるり」はその両方の意
味を兼ね備えていると
いえます。その「ゆるり」の
丁寧語が「ごゆるり」です。
「ごゆるり」は、時間・空間
のゆとりを表す言葉です。
お客さまがいらっしゃた際
などに「ごゆるりとおくつ
ろぎください」と言えば、
気兼ねなくゆっくりして
もらいたいという気持ち
を、さらに強めて伝え
られます。
ちなみに現代では、就寝の
際に「お休みなさい」と
挨拶しますが、昔の人は
「ごゆるりとお休み」と
声をかけ合っていました。
それがいつのまにか
「ごゆるり」が省かれ、
「おやすみなさい」と
なったようです。
もう恋なんてしない
そう決めていたのに
ふいに現れた恋が
私につかみかかってきた
↓
「恋は今は あらじとわれは
思へるを
何処(いづく)の恋そ
つかみかかれる」
◇今は↓
これから先
<万葉集>
広河女王(ひろかわのおおきみ)
◆自分の意志とは関係なく、
人はある日突然、恋に落ちる。
それを作者は、
「恋がふいにつかみかかって
きた」などというワイルドな言葉
で表現した。
赤ちゃんが
私のことを見てニッコリ笑う
私も思わず
ニコって
お母さんが微笑みながら
私に少し頭を下げる
笑顔ってちゃんと伝染する
だからみんな最高の笑顔でいれば・・・
絶対幸せになれる
食べ物がなくて死んだり
いがみあったり戦争したり・・・
みんな絶対ないはずなのに
私はいつも笑っていたい
小さいかもしれないけど
笑顔を伝染させていきたい