いつもより一時間早く起きた
朝は、ゆったりできます。
ていねいに顔を洗ってもいい。
朝ごはんをのんびり食べても
いい。
早くスタートを切れば、その
日一日の仕事に余裕が
生まれます。
自分をゆったりさせるための
時間は、ことのほか貴重で
す。
「一時間早く眠って一時間早く
起きる」と、口で言うのは簡単
ですが、実際はかなり難しい
もの。
一時間多く眠るより一時間
早く起きるほうが、暮らしは
心地よくなります。
いつもより一時間早く起きた
朝は、ゆったりできます。
ていねいに顔を洗ってもいい。
朝ごはんをのんびり食べても
いい。
早くスタートを切れば、その
日一日の仕事に余裕が
生まれます。
自分をゆったりさせるための
時間は、ことのほか貴重で
す。
「一時間早く眠って一時間早く
起きる」と、口で言うのは簡単
ですが、実際はかなり難しい
もの。
一時間多く眠るより一時間
早く起きるほうが、暮らしは
心地よくなります。
注文は一瞬、買い物は即決。
レストランで何を食べようか
迷うこともないし、買い物で
どの服にするか悩むことも
ありません。
はじまりはたぶん、幼い頃。
絵が好きな子どもだった
僕をデパートの美術展に
連れて行くたびに、母はこ
んなことを言いました。
「さあ、どの絵がいいか選んで
みなさい。買っておうちに飾る
つもりで」
もちろん手が届く値段ではあり
ませんが、自分の部屋に飾ると
思えば、真剣になります。
100点の作品を漫然と眺める
より、たった一枚を選んで自分
のものにするという目で見て
いれば、好き嫌いを超えた判断
基準が研ぎ澄まされます。
知らぬ間に親が施してくれた、
ものを選ぶ訓練。これは大人に
なってからの財産になっていま
す。
暮らしも仕事も、選択の連続です。
誰かとランチに行くか行かないか
でさえ、選ばないで保留にしている
と、自分にも相手にも負担になります。
イエスもノーも抱え込んだまま一人で
考えていたら、心地よいズムで生きる
のはむずかしくなります。
これは選ぶ訓練であると同時に、直観
もきたえられ、想像する訓練にもなり
ます。
暮らしのなかに選ぶ訓練をする材料は
あふれています。見つけて試してみて
はいかがでしょうか。
せつなさというのは不思議
な気持ちだと思う。
淋しさや悲しさのよにわか
りやすくはないし、言葉で
説明を求められてもはっき
り答えられないから困って
しまう。
それに人によって受けとめ
方もさまざまで、ある人は
淋しさによく似た気持ちか
もしれないし、
ある人にとっては悲しみの
ひとつの形になっているか
もしれない。
私は・・・・と言うと、こ
れが曖昧。
たとえば触れられそうで触
れられない、その指先と何
ものかの距離をせつなさと
呼ぶのかもしれない。
抱きしめているのに、どう
しても手に入らないもの。
ひとつになりたいのに、決
して体も心もひとつになれ
ないこと。
取り戻せない時間。なのに
昨日のことのように輝いて
いる出来事。そんあどうに
もならない何ものかとの隙
間が、とても愛しくて、とて
も素敵で、とてもとてもせつ
ない。
時の流れという縦糸といろん
な出来事や気持ちの横糸が描く
つづれ織り。
せつさなは言葉では表せない。
ただただ、心にしんと感じる
もの。
頬杖ついて、寝ころび
ながら、星や魚などの話をぼ
んやり聞いているのは、いい
気分だった。
ひとつずつ、あなたの人柄や、
あなたの興味のあるものを知る
こと。一気にではなくていい、
少しずつ、ほんの逢瀬に・・・。
奥の深い人だと思った。それが
愛情、恋情につながっていく。
肌合いに関してはうぶなくらい、
はにかみとためらいを見せる。
およそ痴話ゲンカなど似合わない。
たぶん、美容院なんて、いっさい
関係のないはずのあなたの髪に、
いとおしく触れる。
静かな寝息は、どこかの静かな
山間で、せせらぎのなかの魚を
追っている夢か、天体望遠鏡を
のぞいている夢を見ているから
なのだろう。
この人に、あまり恋のややこし
さをねだってはいけないと思う
私がいた。