私たちはたとえば通学や通勤
などで乗り合わせる混雑した
電車の中で、まるで無表情な
ロボットのように
自分が獲得したスペース、
テリトリーを守ろうとしがち
です。
そしてそれを侵す人がいると
イライラしたり、思わずカッ
となったりしてしまうことも
あります。
そんなとき、さりげなく自分
のことを気づかってもらった
り、誰かのために席を譲った
りする人を見ると、
それまでのささくれだった
心もふと和むようです。
電車の中と同様、、限りある
スペースや物を多くの人た
ちとシェアしている私たち
の社会。
たとえ見ず知らずの他人
とでも、互いを気づかい、
分かち合う。
この社会に暮らす限り、私
たちは人に対する自然な
思いやりを決して失っては
ならないのです。