佐久市 ヤナギダ 趣味の店

長野県佐久市野沢93番地
ヤナギダ☎0267-62-0220

「ここへおいでよ」

2023-07-26 08:22:11 | 日記
ごく自然に、あなたへお茶を
淹れる私がいる。それをごく
自然に受け取り、静かに
「ありがとう」と言うあな
たがいる。

目をこすった後の瞳が潤ん
で、あなたは余計柔らかい
表情になっている。

そんな静かで、穏やかで、
自然な私たちの世界が回る。
そして私にだけ見せる、
眼鏡を取ったさわやかな
素顔。こんなに素敵な人を
ひとりじめにして、いいの
だろうかと思う。

「ここへおいでよ」
あなたが言った。
私は、なるべくふわりと空気
のように、隣へ座る。

「愛している」と口にださな
くても、私たちはわかり合え
た。室内のまわりの空気がそ
う語っていた。

『恋や愛に図式があるとし
たら複雑で入り組んでいな
いほうがいいに決まっている

シンプルだけれど 柔らかに 
穏やかに調和の取れた心具合
に越したことはない

特に 暮らしていくとしたら
 なおさら素のままで 無理
もしない 心具合は作ろうと
しても出来るものでもない

ごく自然に ふらちの調和 
空気 呼吸なじんでいけば 
目に見えない赤糸というより

もっと自然な 運命 結びつき
ゆうるやかに 時と愛は進み

確かめなくとも 確実に 
ふたりの空間ゆるがない』
 

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「近くにある、きみの声」

2023-07-25 13:09:03 | 日記

この気持ちは何
どこから湧いてくるの
どこから生まれるの

あたたかい
  そして苦しい

「想い」を「言葉」にして
私は少し
楽になった

少し・・・・・
  
  楽に・・・・・・

   なった・・・・・・・


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大切な言葉は いつも短くて 暮れゆく太宰治全集

2023-07-25 13:06:37 | 日記

 

あれは、わたしがまだ二十歳(はた
ち)の女の子だった頃。
初めてのキス、初めてのデート、
シャボン玉のようにふわふわ
飛んで、空中でぱちんと弾ける、

そんな片思いの恋をいくつか経
たあと、わたしはまるで巻き込
まれるように、苦しい恋に落ちた。

これは、手探りで進むしかない
真っ暗な闇の谷底に真っ逆さま
?に落ちてゆくような恋だった。

どしようもなかった。
好きで好きでたまらなくて、
四六時中会いたくて、いつも一緒
にいたいと追い求めた。

彼のそばにいない時の自分は、
まるで不完全な人間のような気
がしていた。息もできないくら
いに、身動きもできないくらい
に、焦がれていた。

こんなに好きなのに、こんなに
愛しているのに、こんなにも
不安なのは、なぜ

 


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ブラックで飲むのは私 二つ三つ 変わらないことある喫茶店

2023-07-25 13:02:40 | 日記

「すれ違った瞬間、好きになった」
思い出すたびに、胸の奥から湧
き出してくる情熱の息吹。
わたしの唇に、あのひとの温かな
唇が触れた、その刹那。

それは、わたしの中でもうひとり
のわたしが生まれ、わたしのもう
ひとつの人生が始まった瞬間だった。


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落ちてきた雨を見上げて そのままの形でふいに、唇が欲し

2023-07-25 11:33:41 | 日記

はらはらとこぼれ落ちてくるのは
あの年の記憶だけだ。

今はもう、痛みは感じない。そこ
にはひと粒の涙も、ひとかけらの
悲しみ宿っていない。あのひとの
記憶は愛よりも優しく、水よりも
透明な結晶となって、わたしの心
の海に沈んでいる。

この十二年のあいだに、わたしは
いくつかの恋をした。

ただ、どんなに深い幸せを感じ、
それに酔い痴れている時でも、
わたしの躰の中に一ヶ所だけ、
ぴたりと扉の閉じられた、小
部屋のような領域があった。

扉を無理矢理こじあけると、
そこには光も酸素もなく、
植物も動物も死に絶えた、
凍てついた土地がだけが
広がっている。

だからうっかりドアをあけた
人たちは、酸素と息苦しさに
身を縮め、わたしから去って
いく。離婚の本当の原因は、
もしかしたらわたしの方に
あったのかもしれない。

こんな言い方が許されるな
らば、わたしは誰かに躰を
赦(ゆる)しても、心を救
したことはなかった。

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優しさと同じくらいの孤独がある。

2023-07-25 11:31:59 | 日記

ぱさぱさに乾いていてゆく心を
ひとのせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて

気難しくなってきたのを
友人のせいにするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか

苛立つのを
近親のせいにするな
なにもかも下手だったのはわたくし

初心消えかかるのを
暮らしのせいにするな
そもそもが ひよわな志にすぎな
かった

ダメなことの一切を
時代のせいにするな
わずかに光る尊厳の放棄

自分の感受性くらい
自分で守れよ
ばかものよ

きょうこそ生まれかわれ


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窓ガラスを伝う雫は、夜の闇が流している。

2023-07-25 11:30:30 | 日記

幸せなことよりも、不幸
なことを見つけやすいの
はどうしてなのでしょう。

幸せの色はひと色でも、
不幸の色はたくさんある。

淋しさ、悲しさ、悔しさ、
弱さ・・・・
涙でさっぱり洗い流され
た心には、

ふたたび歩いていくため
のエネルギーが満ちあ
ふれているはずです」


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「運命の人こんばんは  Ⅱ」

2023-07-25 11:28:20 | 日記

根こそぎ自分をどこかに持って
いかれるような、心許ない感覚。
心許ないのに、
それは限りなく純粋で、石のように
確かだった。

樹里ちゃん、教えて。
これって、恋なの?
わたしはこれから、どこへ
向かって、走っていけばいい?

次の瞬間、天井からまっすぐに、
答えが降ってきた。
「ナナちゃん、思ってるだけじゃ
だめだよ。想いは行為に変えて、
示さなければ、相手に伝わらない。

伝わらない想いは、生きてる
想いじゃない。そんな想いを後生
大事に抱えていたって、結局
ミイラになってしまうだけだよ」


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「運命の人こんばんは  」

2023-07-24 12:59:47 | 日記
2021-08-18 13:01:12 | 日記

きっと、それが、恋?
心の中に、あのひとが立っていた。
あのひとのたたずまい、あのひと
の声、あのひとの気配、あのひと
の言葉。

「ミコンノハハ」に、育てられた
というあのひと。
あの伸びやかさ、あの晴れやかさ。
その名の通りあのひとは、どこま
でも晴れ渡った、海のような人。

あのひとなら、わたしの問いに、
なんて答えるだろう。
あのひとなら彼女に、どんな言葉
を返しただろう。
会いたいと思った。

切実に、思った。果てしなく、
きりもなく、祈るように。

あのひとにもう一度だけ会える
なら、それと引き換えに、わたしが
大切にしているものをひとつ、こ
こで今すぐに手放してもかまわない。

いいえ、ひとつじゃなくて、すべて、
でもかまわない。


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「素顔の幸福は」

2023-07-24 12:58:20 | 日記

「素顔の幸福は、しみもあれば
涙の痕もあります。
思いがけない片隅に、
不幸のなかに転がっています。

“屑ダイヤより小さいそれに”
気がついて掌にすくい上げること
の出来る人を、幸福というのかも
しれません。


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群青の夜空に浮かんでいたのは、バニラアイスクリームみたいな色の月

2023-07-24 12:55:53 | 日記

仮免許をあなたにあげる月曜日
かぼちゃの馬車に運ばれてゆく

ためそうとして遅刻する
十分にためされている私の心


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紙と文字でぼくの心を組み立てる 君にたぶん届くと思う

2023-07-24 12:04:04 | 日記

わたしができる最小限で最大のこと。
それは、
ただあなたを愛することだけ。



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「運命を動かす一つの言葉」

2023-07-24 12:02:47 | 日記

頭が痛いとか、気分が悪い
とか言っているときは、
爽快さを感じないだろう。

今日は嬉しいです。楽しい
ですという言葉を言ったと
き、なんとも言えない快さ
を感じるだろう。

潜在意識が感じたものが、
直ちに潜在意識に影響して
生活機能も同じようになる。

結局、その言葉の良し悪し
によって、あなたの生きる
力が良くも悪くもなるんだ。

人間は暗示にかかりやすい
動物です。

占いや迷信に頼る人が絶え
ないのはそのせいです。
何気なく吐いたひと言でも、
気がつかないうちに自分や
相手の潜在意識に働きかけて、
その通りの状態が働き出します。

九割以上の人が、それと知ら
ずに後ろ向きの言葉を使って
います。
あなたが自分や周りの人の
運命を変えたかったら、
もっと前向きの言葉を選ぶこ
とです。

 


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「近くにある、きみの声」

2023-07-24 11:59:56 | 日記

この気持ちは何
どこから湧いてくるの
どこから生まれるの

あたたかい
  そして苦しい

「想い」を「言葉」にして
私は少し
楽になった

少し・・・・・
  
  楽に・・・・・・

   なった・・・・・・・


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一生(ひとよ)かけて愛してみたき人といて虚実皮膜の論を寂しむ

2023-07-23 13:10:39 | 日記
男性は決して、女性の実年齢で
「この人はダメだ」というふう
に判断しない。
女性が思い込んでいるほど、
男性は女性の年齢を意識して
いない。

男性が相手の女性の年齢を意識
し始める原因は、女性がつくって
いる場合がある。
実際の年齢差より、話してみて
若々しい女性と、実年齢より老けて
しまっている女性との差のほうが
大きく感じる。
要するに、精神的な年齢の印象の
ほうが圧倒的に大きい。

結婚年齢は、男性が女性より3歳
年上というのが世の中の平均値で
あったとしても、そんな平均値は
意味がない。
自分をその平均値に、無理に当て
はめチャンスを逃がしている人が
いる。

年齢にこだわっているのは、決して
相手ではない。
あなた自身が年齢にこだわっている
んだ。
それでチャンスを狭めてしまっては
もったいない。
「キミの生まれた年につくられ
たワインを飲みに行こう」。



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