「下手だけど丁寧な字」がどんな
字なのか、手紙で知った。
変えてしまいたいことの一つ
や二つ、百や二百、
苦もなく思い起こせる世の中
をうまく生きる知恵は、
あきらめることだ。
見てみぬふりも、いいかも
知れぬ。
そうやっているうちにも、
遠い国で戦争は始まり、
いじめで子供たちが自殺し、
飲酒運転が人を殺し、環境
の変化に森は滅び、動物たち
は死ぬ。
あきらめること、そこまでだ。
何も終わらないし、始まらな
い。何も変わらない。
つまり、あきらめが、殺す。
もし、変えようと思うなら、
ほんとうに、かえようと思う
なら、
ほんとうに、変えようと
思うなら、それは変えられる。
(たとえば、社会のこと)
茜色の朝焼け雲 ひとつ千切
れて
ほころんだ空に夢が紡がれる
また、新しい思い出と迷いを
かかえてしまいそう
小さな煩悩なんて けし飛び
そうな荘厳な落日を見て
ひととき 無になりそうでも
それこそ生きてきた時間から
見ると ほんの一瞬で
すぐ夜が来て また日は昇る
大人になりきれない時期は
ささいなことでも 一日にひ
とつは 小さな刺を
かかえてしまうようで
そして 同じように こち
らも
誰かに その刺を
感じさせているのかもしれ
ない
子どもへの虐待。
それは親からのSOSでもある。
子ども虐待の根本的な原因の
ひとつは、
誰にも頼れず、ひとり子育てに
悩む親の苦しみです。
やってはいけないとわかって
いても、つい手が出てしまう
現実。
親も救いを求めています。
手遅れになる前に、まず。
保護者の保護を。
両手にいつも持っているこの
重しさえなければ、
「どんな自由が持っているの
だろうか」
「どんな自由が待っているの
だろうか」
やじろべえは、そんな思いを
日に日に暮らせるように
なっていた。
そして、ある晴れた日、彼は
決心したのだ。
鳥のように自由に飛び回る
ことを夢見て、
その両手に持った重しを
ついに放すことにした。
「うあぁ~、なんだこの軽さ」
と感激した瞬間、
彼は、バタンと、倒れ込んで
しまった。
どんなに頑張っても、あがいても
もう立つことはできなかった。
そのとき彼は、ふと気づいたのだ。
「あの重しがあったからこそ、
地面にきちんと足をつけて
いられたんだ」・・・・。
背負いながら、楽しみながら、
今日も家路へ。
言葉はできる。
傷つけるも、
温めるも。
君が痛そうなとき、
私は痛いよねと言う。
もしも温もりが
足りない街で
生きるなら、
温もりを生み出す
こと覚えたい。
好きな服に包まれ、
心ある言葉交わし、
君は、私は、
どこまでも
冬を散歩する。
70億人が暮らすこの星で、
結ばれる。
珍しいことではなくても、
奇跡だと、思った。
結婚しなくても幸せになれる
この時代に、
私は、あなたと結婚したい
のです。
ー
あなたとの未来が私の一番か
なんか知らないけれど、
どんな未来もあなたと生きたい。
結婚するとか、しないとか、
それよりもただ、愛してる。
子ども時代、地球は自分を
中心に回っていた。
ある日、地球は自分を中心に
回っていないと気づく。
甘いだけで生きていけたら、
幸せだった?
世界は女の子に、甘いと
辛いを用意した。
恋とか仕事とか、甘くて
辛くて、生きてる感じ。
幸せという感情さえも、甘
くて辛い。
人生は、甘辛ミックスジュー
ス!(おかわり自由でしょう。)
太陽と月があるように。
海と山があるように。
甘いと辛いがあってよかった。
冬の朝、クロゼットの中に、
甘いと辛いがあってよかった。
この国には、幻の女性が
住んでいる。
世間が、そして私自身が
つくった、幻想。
誰かの“そうあるべき”が
重なって。
いつのまにか、私が、私の
鎖になりそうになる。
けれど、縛るな。縛れるな。
翼はなくとも、私は、飛び立てる。