先週、新しい俳句教室に初めて参加した。
前の教室が2月までで、3月から新しい教室に通うはずだったのだけど、
ずーーーっと休校だったので、6月にして初めての参加となった。
前回の失敗に懲りて、今回は「入門クラス」だ。
前回の俳句教室選びの失敗は こちら (笑)
うちの教室は、ひとり2句詠んで、無記名で提出するシステム。
それを、全員で鑑賞したり、好きな句を選んだりする。
それから、先生が批評したり、アドバイスしてくれて、
最後に、
「この句を詠んだのは誰ですか?」
と言われて作者が名乗るシステムになっている。
(句会形式・・・と言われるヤツです)
今回、私が詠んだ句の一つは、
「でで虫の諭されてなほそこにをり」
でで虫=かたつむり
なほ=なお の旧仮名遣い
をり=おり の旧仮名遣い だ。
先生の批評は、こうだった。
”でで虫の” の ”の” がいいですね。
この ”の” は、 ”の” と書きながら、
”でで虫” と ”諭されており~” を繋ぐ役割をするわけではありません。
”でで虫” と ”諭されており~” との間に ”切れ” を生む働きをしています。
つまり、”かたつむりは諭されてもそこにいる”
ということを言っているのではないのです。
かたつむりではない誰か、本人なのか、あるいは他の誰か、が、
諭されてもなほそこにいるのです。
お上手な句です。
この句を書かれた方はどなたですか?
私は、めっちゃ名乗りにくかった。
そんなに褒められちゃったら、ほんとに名乗りにくい。
だって、私は、
”かたつむりが「危ないよ」って言われてもまだそこにいる”
っていう子供の頃の思い出をそのまま詠んだだけなのだから。
「はい・・・」
とおずおず手を挙げた私。
もちろん、
「それ、本当にかたつむりの話しです」
とは言えず。
積極的に、じゃないけど、ちょっぴり嘘ついちゃった。
ははは・・・。
俳句は、
「詠む人が半分を、読む人が半分を作る」と言った方がいらしたが、
感性豊かな人が読むと、良い句になったりするのだなぁ~。
・・・次回、頑張ります(笑)
かたつむりの写真でも載せようと思ったのだけど、
手持ちがなかったので(笑)、
先日見た変な形の雲の写真を載せておこうっと。
よし!
次回は「夏の雲」で詠もう。
・・・って、夏の雲は、積雲とか積乱雲とかだって!(笑)