「今日は25日なんだね」
今朝、お弁当を作っていると、旦那さんが台所に来て言った。
「そうだけど、どうしたの?」
と聞くと旦那さんは、しみじみと答えた。
「”給料を貰わない25日は40年ぶりだな” って思って。」
旦那さんは、先月、40年以上勤めた会社を定年退職した。
その後、旦那さんは、テキパキと就活をし、
あっという間に次の仕事を決めてしまい、
今はパートでコンピューター関係?の仕事をしている。
「仕事はほとんど切れずにしているけど、
新しい会社の給料は来月からでしょ?
何だか不思議だね、25日に給料が出ないって」
旦那さんは、そう言った。
あまりに旦那さんが、感慨深げに言うので、私はつい言いそびれてしまった。
「前の会社のお給料、締め日から退職日までの分が、今月でるんだけど・・・。」
そう。
今月もお給料はいただけるのだ。
そして、もう一つ言いそびれたことがある。
「給料日は、25日じゃなくて24日だよ・・・」
そこ、間違うかい?旦那さん。
って言うか、ひょっとして、ず~っと25日だと思ってた?
40年間、ず~っと?
↓写真は、旦那さんが退職した時にいただいた花束
この花束の他に、もーーーーっと大きな花束も頂いたのだけど、
家には入る花瓶がないという・・・(苦笑)
コロナ禍で、送別会もなく、会って挨拶することができない方もたくさんいた定年退職。
(緊急事態宣言中で、旦那さんの会社もほとんどの人が在宅勤務だった)
それなのに、およそ想像できないほどたくさんの方々から、
お花やお餞別、お手紙やご連絡を頂いた。
「旦那さんの人柄だなぁ」
とつくづく思う。
なので、いただける給料を忘れていることも、
給料日を間違えていることも、
大目に見てあげることにしよう(笑)