Carpe Diem

シンシナティ大学で都市計画を勉強していた、ある大学院生の物語。現在はマンハッタンで就活。

逆境で気づくこと

2012-10-22 23:45:17 | daily life
10/19-21にアメリカのボストンで行われた、主に日本人の為のキャリアフォーラムである、
ボストンキャリアフォーラム(BCF)を直前にして、先週は色々なことが思うようにいかず、
少し落ち込んでいた時があった。

特にグループでやっていた2科目の課題がチームメートと息があわずうまくいかない、
シンシナティをクリエイティブな街にしようというプロジェクトもなかなか賛同が集まらない、
そしてキャリアフォーラムを直前にして履歴書の作成や面接の練習もあまり順調ではない。
それに加えて以前ブログでも言っていた石巻市にPlay Groundを創るからということで手伝ってくれ、
という依頼がきたり、修士論文もあまり重いように進まないでいた。
その状態がしばらく続いたこともあり、こころが少し疲弊していた。
時間をいくら費やしても、色んな問題が絡み合っているせいで簡単にうまく行く気配がしない。
でも課題の〆切は近づいてきて、そしてその週末にはキャリアフォーラムに行くことになっている。
色々なことを同時並行にやってしかも満足のいく成果が出なくて、次第に自分が何をやっているのか分からなくなった。
その焦りが勝手に増幅し始め、不安が大きくなり、次第にっころが折れそうだった。

それでもまだ無事でいられたのは、本当に家族や、ルームメート、友達が助けてくれたおかげだった。
家族の精神的で温かいサポートがあり、ルームメートとの何気ない会話やおいしい料理、友達が履歴書を添削してくれたり、
空港まで送っていってくれたり、課題を少し手伝ってくれたり、改めて本当に多くの人たちに支えられていることを実感した。
こういう大変な立場になった時はじめてどれだけ自分が恵まれているのかということに気づく。
そうでなかったらこんな素敵な一瞬を何も感じずに通り過ぎていたかもしれない。
留学していて大変な時もあるし、つらい時もなくもない。でもその次の瞬間の嬉しい時や楽しい時が必ず待っている。
そうやって何かに悩んで、つまずいて、そして時には大笑いして、感動してってとても濃い時が流れている。
その瞬間、瞬間に出会う時に、改めて”僕は生きているんだ”と僕は感じることができる。
こういう一瞬、一瞬を大切にしたい。きっと将来、ふとこの瞬間を思い出すはずだから。

Sustainability Student Summit 2012

2012-10-16 00:26:19 | daily life
Sustainable Student Summitに今年も参加して来ました!
趣旨は去年と同じで大学でSustainableに関する活動している学生が中心に集まり、
お互いの今までの活動をシェアしたり、また色んなゲストスピーカーの話を聞いたり、
新しいプロジエクトの案をbrainstormingしてもう一度大学に何ができるか考え直す活動。
またそれと一緒にリーダーシップ教育の一環だったりもする。
もちろん夜はしっかりと友達と一緒に楽しむことも忘れないところがアメリカ。

去年参加した時は趣旨をあまり理解していなかったのと、
自分でプロジェクトをやろうとしなかったこともあり、
ただ受け身の姿勢で、みんなからのアイデアをずっと聞いていた。
でも今年はアイデアからもう一歩踏み込んで、どうやったらアイデアを実現出来るか。
そしてその為にはどんな人に協力をしてもらって、どんな大学の期間が手伝ってくれるかなども、
いろんな友達から情報を得たり、与えたり(少しだけしかできなかったけど)した。

参加していた人の8割は学部生だったようだけど、みんないろんな活動を立ち上げたり、
学生会のリーダーなどの人たちがほとんどだったので、すごい頼もしく思えた。
例えばHistorical Preservation, LEEP(リーダシッププログラムの一つ)の一員だったりと。
特に感じたのは何かに取り組んでいる人って目が輝いていて本当にまぶしいということ。
みんなエネルギーに満ちあふれていて、個性があって、すごいいい希望に溢れている。
そうやってそういう色んな意味でポジティブな人と、一緒に時間を過ごすだけで、
今までのネガティブな考えが消えて、いろんないいアイデアが生まれ、さらに好循環を生む。
たった2日半、でもここでの思い出は一生忘れないような気がする。
今年僕はここを卒業するからもう来年参加することはできないのは本当に残念だ。
でも、だからこそ残された大学院の時間でこういう素敵な人たちともっと時間を過ごしたい。

ちなみに行く前は、ここでリラックスしてそれまでの一週間の疲れを取ろうとしていた。
でも、完全に推測を見誤ってしまい、大人げなくずっとはしゃいでしまっていた。
きっとこれはキャンプファイアーがいけないんだろう。そういうことにしておこう。
本当に最高の友達と、最高の週末を過ごすことができて、満足です!
あとはちょっとした写真を何枚か。よし、勉強に戻ろう!














新幹線

2012-10-15 23:50:30 | daily life
留学生活って何だか新幹線に乗っているようだ。
色んな出来事が起ってはあっという間に過ぎて、
また新しい出来事が起きる。

大学の時の建築とは違った忙しさだ。
建築設計の課題は期間が決まって毎回一か月のノルマだった。
ほとんど土日も費やしていたから、
やることは違っても大体毎日が想像出来た。
でも今はそれができない、
というか来週は何をやっているのかがまだ分からない。
毎日を生きるのに結構いっぱい一杯だ。
もう一年経ったのにまだうまくいってないのかもね。
先週は何をしただろう、先々週は?先月は何を?

なかなかゆっくりと思い出に浸かっている暇もないくらい、
今の一瞬が充実している。
ルームメートに恵まれ、友達に恵まれ、先生に恵まれている。
これってなかなかないんじゃないかな。
でも今はそういう素敵な人たちに囲まれている。
この素敵な気持ちを、そして貴重な経験を、
みんなとシェアしたい。
でも、本当に今が充実しすぎて、
自分の気持ちを整理するのも、
ブログを書くのもまだ追いつけない。

話したいことがたくさんありすぎる。
素敵な経験があまりに多すぎる。
だから少しずつアルバムのページをめくるように、
少しずつ思い出しながら書いていけたらと思う。

Sustainability Student Summit2

2012-10-12 15:36:42 | study abroad
去年参加して、いい刺激を受けたSustainable Student Summitに今年も参加します!
この頃、肩に力が入りすぎているせいか勉強などが自分の思うようにいってないけど、
これから始まる2日半のプログラムでもっと始めての人とたくさん会って、
もっとリラックスしてきます(課題にはさらに追われることになるけど、それは置いといて)。

今回の開催地はオハイオ州からオハイオ川を渡った所にあるケンタッキー州に行きます!
今年もどんな人たちに会えるのか楽しみでしょうがない。




Fall Semester 2013

2012-10-07 20:00:54 | study abroad
秋学期にどんな授業を履修しているのかということを書いてなかったので、
ここでそれに対して少し触れとこうと思います。

今回履修しているのは4つで、それぞれのタイトルは
1. Entrepreneurship: New Venture Creation
2. Power, Politics & Persuasion
3. Plan-Making Workshop
4. Master's Thesis for Community Planning

1はビジネススクールで受けている授業で、どうやって起業家になれるか。
そしてその為のビジネスプランの書き方だけでなく、実際に起業して成功した人たちを
教室に呼んでその時の成功や失敗談も聞けるという授業形式のもの。
2はアメリカの大統領選挙についての授業で、ちょうど今学期はアメリカの大統領選の直前なので、
シンシナティでずっと政治活動をしていた先生が、コネクションを使って大統領選と同時に行われる
オハイオ州議員選やハミルトン・カウンティ(州より小さい地方行政の最大区画)議員選に立候補する
民主党や共和党の人たちを招いて、どういう考えをもって選挙に臨むか、そしてどう有権者から票を
集めていくかといった実践的な授業をしている。
3はクラスに40人いるということでそれぞれの興味別に全部4(5?)グループに別れて、
アメリカの都市計画に関係するそれぞれのプロジェクトをしている。
僕が割り振られたのはアメリカの典型的なビレッジのComprehensive Planを作成するというもの。
長年、都市計画の実践の場で活躍した外部からの担当教員の下で、村の役員の方の話を参考にしながら、
自分たちで調査をし、分析をして、一冊のPlanを作成するというものかなり実践的な授業。
4は以前からずっと担当教員とやってきたタイのスラムに関する卒業論文で、
できれば今学期にはそろそろ仕上げたいところ。授業ではなく、基本的には週一の1対1のミーティングがある。
担当教員と都合を合わせてのミーティングの為、予定表には書かれていない。

今学期は純粋な都市計画だけでなく起業家学や政治に関するような科目も取ったのは、
一つには都市計画に関することなら自分で本を読めば大体カバー出来ると思ったのと、
あと一年しかない大学院生活でもっと自分のやりたいことをやってみたいと思ったから。
(そういうことでDevelopment Theoryはドロップしました)