事故調査に必要な記録をもっと早く出せなかったのかが問われています。東京電力は福島第一原発事故の責任、自らの果たさなければならない責任を自覚していません。今回の記録開示も経済産業大臣に強く指導されて「いやいや」提出したと報道しています。立地自治体、住民は生活を破壊され、プライアシーなどは守られていませんが、自らの身内のプライバシーは守りたいとして、音声、画像の修正、編集を行っています。東京電力経営者の経営感覚、自己責任は本当に常識とかけ離れています。東京電力の非常識は世間の常識、東京電力の常識は世間の非常識であることをよく表しています。
<東電、テレビ会議映像公開 福島-東京、緊迫のやりとり>
東京電力は6日、福島第1原発事故直後に録画した社内テレビ会議映像を東京・内幸町の本店と福島市内で報道関係者に公開した。昨年3月14日午前11時すぎに3号機が水素爆発し、吉田昌郎所長(当時)が「本店! 本店! 大変です! 3号機、爆発が起こりました」と報告するなど緊迫したやりとりが収められている。
映像は(1)昨年3月11日午後6時半ごろから16日午前0時すぎまでの101時間35分(音声なし)(2)12日午後11時から15日午前0時すぎまでの49時間7分(音声あり)-の2種類。本店と福島第1、第2、柏崎刈羽の計3原発やオフサイトセンター(福島県大熊町)の様子が分割画面を通じて確認できる。
1号機が爆発した3月12日午後3時36分ごろの映像(音声なし)では、免震重要棟に詰めた作業員が爆発の揺れで一斉に天井を見上げる模様が収録されている。
3号機の爆発直後、吉田所長は「現場は退避してください。なるべく固まって安否確認して。なるべく早く引き上げて」と作業員に退避を促した。
15日早朝は菅直人首相(当時)が東電本店に乗り込み、約10分間、対策室で指示を出す後ろ姿が映っている。その後、別室で勝俣恒久会長(同)や清水正孝社長(同)と話し込んだ。一連の場面は音声がなく、東電は「記録装置の容量が足りず、記録できなかった」と説明している。
東電は役員や吉田所長ら責任者以外の社員らについて、顔にぼかしを入れて氏名を伏せる編集を加えた。視聴する記者には録画、録音を認めず、指示に従わない場合は視聴を認めない考えを示唆した。
東電は社員のプライバシー保護を理由に映像を非公開にしてきたが、「社会的要請と関心が高く、新しい経営陣としての判断」(広報部)として公開に踏み切った。報道関係者には9月7日まで公開される。インターネットのホームページでは約1時間半のダイジェスト版を公開している。
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<東電、テレビ会議映像公開 福島-東京、緊迫のやりとり>
東京電力は6日、福島第1原発事故直後に録画した社内テレビ会議映像を東京・内幸町の本店と福島市内で報道関係者に公開した。昨年3月14日午前11時すぎに3号機が水素爆発し、吉田昌郎所長(当時)が「本店! 本店! 大変です! 3号機、爆発が起こりました」と報告するなど緊迫したやりとりが収められている。
映像は(1)昨年3月11日午後6時半ごろから16日午前0時すぎまでの101時間35分(音声なし)(2)12日午後11時から15日午前0時すぎまでの49時間7分(音声あり)-の2種類。本店と福島第1、第2、柏崎刈羽の計3原発やオフサイトセンター(福島県大熊町)の様子が分割画面を通じて確認できる。
1号機が爆発した3月12日午後3時36分ごろの映像(音声なし)では、免震重要棟に詰めた作業員が爆発の揺れで一斉に天井を見上げる模様が収録されている。
3号機の爆発直後、吉田所長は「現場は退避してください。なるべく固まって安否確認して。なるべく早く引き上げて」と作業員に退避を促した。
15日早朝は菅直人首相(当時)が東電本店に乗り込み、約10分間、対策室で指示を出す後ろ姿が映っている。その後、別室で勝俣恒久会長(同)や清水正孝社長(同)と話し込んだ。一連の場面は音声がなく、東電は「記録装置の容量が足りず、記録できなかった」と説明している。
東電は役員や吉田所長ら責任者以外の社員らについて、顔にぼかしを入れて氏名を伏せる編集を加えた。視聴する記者には録画、録音を認めず、指示に従わない場合は視聴を認めない考えを示唆した。
東電は社員のプライバシー保護を理由に映像を非公開にしてきたが、「社会的要請と関心が高く、新しい経営陣としての判断」(広報部)として公開に踏み切った。報道関係者には9月7日まで公開される。インターネットのホームページでは約1時間半のダイジェスト版を公開している。
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