“さるかに合戦”  臼蔵 と 蜂助・栗坊 の呟き

震災や原発の情報が少なくなりつつあることを感じながら被災地東北から自分達が思っていることを発信していきます。

脱原発 結集加速 滋賀知事新党構想

2012年11月28日 08時00分00秒 | 臼蔵の呟き
自民党から離脱、民主党から離脱した新政党が乱立しました。しかし、15政党が出来ても、その政党が掲げる政策、政治姿勢などは選挙民が選挙する上で知ることが出来ない状態が続いています。その結果、二大政党制を掲げ、自民党、民主党、第三極の維新の会がマスコミに取り上げられている関係で支持率上位にランクされています。これで本当のいのかと思います。

そもそも、2009年総選挙、選挙結果は、自公政権への批判、拒否の現れでした。その結果が小選挙区制度も「てこ」となって民主党多数であり、民主党政権の成立でした。ところが、その民主党は財政再建を掲げて菅、野田政権による消費税率引き上げ法案提出、自公・民の三頭談合政治に行き着きました。この野田政権、民主党政権中枢の政治姿勢は自民党野田派といわれるくらい自民党型政治を色濃く示しました。その政治姿勢に国民的な批判が巻き起こり、民主党政権が解散、総選挙に追い込まれました。これがこの間の事実経過であると思います。

民主党への政権交代は国民の意思であり、自民党型政治を転換して欲しいとの願いを無視、裏切った民主党に対する怒り、失望は当然のものです。民主党議員の中から、このような批判を受けて、離党→新党、新党に入る。などが続出して、新党乱立になったのだと思います。その意味では新党がいくつ出来ても各議員、候補がこれまで所属した政党、これまでの政治姿勢を判別することは出来るはずです。なぜ、自らの所属した政党が掲げた政策、政権公約が守られなかったのかを分析し、反省できない人物が所属政党を変えて、新党を名乗っても日本政治の閉塞状況を変える力になりえないことはこの間の経過で立証されています。

国民が選挙にあたってだまされない、感情で判断しないことだと思います。問題なのは、自民党型政治を転換できる政治勢力なのかどうかです。党首が女性か、男性かでもないし、威勢が良いか、かっこよい演説かでもないことは確かです。

<脱原発 結集加速 滋賀知事新党構想>

 滋賀県の嘉田(かだ)由紀子知事(62)は26日、脱原発を旗印にした「新党」を検討していると明らかにした。まず自身が中心となり文化人らで脱原発を訴える組織を立ち上げ、そこに国民の生活が第一と「減税日本・反TPP・脱原発を実現する党」(「脱原発」)が合流を検討。みどりの風も連携する方向で調整している。合流できない場合は、それぞれの党を残しながら、比例代表で統一名簿をつくる案も浮上している。乱立する脱原発勢力が環境派知事の嘉田氏を軸にまとまれば衆院選でも一大勢力となる。
 嘉田氏は26日夕、県庁で記者団に対し「新党」について「皆さんと意見交換しているところだ」と前向きに考えていることを認めた。27日午後にも正式発表する。知事は辞職しない考え。文化人らでつくる組織には音楽家の坂本龍一氏、歌手の加藤登紀子氏らにも協力を要請している。
 嘉田氏は「国政で原子力政策を議論してほしいが(各党が)一本にまとまらない」と表明。脱原発勢力が四分五裂している現状に不満をにじませた。
 衆院選に向けては、自民党が原発を容認する立場。民主党は「30年代ゼロ」を訴えながら軸足が定まらない。日本維新の会は太陽の党と合流する際、従来訴えてきた脱原発を事実上取り下げた。中小の勢力が乱立していては、脱原発の声が多数を形成できないとの危機感が、嘉田氏の行動を後押しした。
 脱原発を訴える各党の間でも共倒れ回避のための連携の必要性は以前から語られてきたが、なかなか進まなかった。最大の理由は脱原発の象徴となる「顔」がいなかったことだ。嘉田氏は琵琶湖周辺の生活環境を長年研究してきた環境社会学者。関西電力大飯原発(福井県おおい町)の再稼働問題では反対を訴えてきており「顔」になり得る存在だ。
 大飯再稼働問題では維新代表代行の橋下徹大阪市長とも歩調を合わせてきたが、脱原発を取り下げたのを受け嘉田氏は「仲間を失った」と“決別宣言”。「新党」ができても維新を脱原発勢力とはみなさず距離を置く見通しだ。
 嘉田氏自身は周辺に対し、正式に国政政党化した際は、他の政党幹部にトップを譲り、自身は応援団的存在になる意向を漏らしているという。だが脱原発政党は、嘉田氏が党首を務めることを念頭に熱視線を送る。
 社民党に離党届を提出した阿部知子前衆院議員は26日、新党に参加する意向を早速表明。「脱原発」の小泉俊明幹事長代理は26日の民放番組で「生活、みどりの風と新党になる方向で頑張る」と語った。みどりの風の谷岡郁子共同代表も同番組で「嘉田氏がヘッド(党首)を引き受ける方向と聞いている」とも述べた。
 生活の小沢一郎代表は26日の記者会見で「呼び掛けがあれば政策、主張を検討して対応を決める」と述べた。
■統一名簿死票少なく
 「生活」「脱原発」「みどりの風」の各党は嘉田氏を中心に立ち上げを目指す「新党」を正式な政党とはせず、比例代表選で統一名簿をつくるための政治団体とすることも検討している。
 仮に「生活」「脱原発」「みどりの風」が合併せずに統一名簿を作れば、小選挙区では所属する政党名でそれぞれ戦い、比例代表では三党が統一してつくった政治団体名で戦うことが可能になる。
 名簿を統一した方が、死票が少なくなり、比例代表の単独候補は当選しやすくなるメリットがある。ただし重複立候補しようとする候補は、小選挙区と比例代表を同一政党、政治団体にしなければならず、小選挙区では元の所属政党を名乗ることはできない。
 過去には、1983年の参院選で当時の新自由クラブと社会民主連合が統一名簿を作成して議席を獲得した例がある。
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