“さるかに合戦”  臼蔵 と 蜂助・栗坊 の呟き

震災や原発の情報が少なくなりつつあることを感じながら被災地東北から自分達が思っていることを発信していきます。

エネルギー問題と原発

2011年08月01日 18時00分00秒 | 臼蔵の呟き

エネルギー問題は国家の根幹に関わる課題です。しかし、その課題を一部大手企業による独占、利益共同体の言い分に任せて(ゆだね)しまっては歴史的にも大きな禍根を残すこととなると思います。
最近出ている口実が原発問題を「技術論」に矮小化しているとの主張が御用学者、大手企業のお先棒(佐高信氏曰く「太鼓持ち」)から出ています。彼らの論理は、原子力の事故問題はあるが、安い原発を止めることは産業競争力が落ちる。だから、早く再稼動させるべきである。(いろいろ問題があってもです。)
本当にそうでしょうか?技術的に問題な技術を野放しにする事が歴史的にあったのでしょうか?また、技術的に問題(事故を起こした国でも)があっても原発を稼動させ、作り続けた企業があったでしょうか?ロシア:チェルノブイリ事故、アメリカ:スリーマイル島事故ではその後の原発建設の中断、抑制が行われています。しかも、今回のように一箇所で同時に4つの原発が破壊され、核物質を撒き散らした事故はありません。最悪の事故を引き起こしてもなおかつ、このような主張は容認できるものではありません。
原発は技術的に確立されていない技術であり、人類が使ってはならない技術であると思います。昨日、アメリカが核廃棄物の最終処分場の検討を開始した。と報じられています。また、昨日、元広島市長が核廃棄物を何万年も保持、安全に管理する事は歴史上ありえないと発言しています。高々分かる歴史で2000年前の出来事が人類として把握、記録できないのですから。その数十倍の単位で管理が必要となる核廃棄物を安全に管理などできるはずもないと思います。
原子力発電は時間的な問題(あまりにも長すぎる時間)、国家を超えた地域的な問題、同じ県内でも自治体同士でいざこざが起きるような「危険なお荷物」を他国に対しても被害を与えるような技術の利用はありえないことと思います。更に、核廃棄物の最終処分場がない問題、日本もアメリカもです。核分裂反応は熱エネルギーは利用したがその「核廃棄ごみ」はどうなるかが分からないで(無責任な)運転をする事などは考えられないことです。
ドイツは国家として原発利用廃止をきめて進み始めています。再生可能エネルギーも日本の数十倍の比率で活用されいます。ベンツ、BMW,フォルクスワーゲンは全世界で販売され競争力(価値と魅力、ブランド力)を持っています。また、EUの中でも最も経済運営がうまく行っている国です。我々は賢くなりましょう。

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