“さるかに合戦”  臼蔵 と 蜂助・栗坊 の呟き

震災や原発の情報が少なくなりつつあることを感じながら被災地東北から自分達が思っていることを発信していきます。

政治の怠慢、東京電力の汚染水漏洩が止まらない。

2013年09月03日 10時58分43秒 | 臼蔵の呟き

この程度のことでは驚かない。安倍、自民党政権、経済産業省の意識です。国民があきらめかけている。福島原発の事故の記憶を薄れさせる、薄れるのを待っている。期待しているとしか言いようがない事故対応です。世界各国からも汚染水対策は破綻している。非常に深刻な事故レベルにあると指摘されても、安倍政権はすべて東京電力任せにしています。閉会中の国会では審議もせず、放置して、政治が果たすべき役割、義務を放棄しています。その一方で緊急性の全くない集団自衛権の容認、消費税率引き上げの御用学者、財界代表者を使った政治宣伝を大々的に行っています。

福島第一原発の汚染水漏洩問題が政治問題化すれば、オリンピック東京開催が危うくなるとの政治的な思惑も働いています。本当に、何を考えているのかといいたい安倍、自民党政権、東京都知事たちです。東北地域の核物質汚染、太平洋の放射能汚染は広がりも、時間的な長さでも日本政府が緊急に、対策を起案し、実行すべき段階です。何を考えているのかと怒り心頭です。このような人物、政権がまともな経済対策、TPP交渉ができるとは思えません。

過疎化に悩む地域、自治体に原子力発電所を押し付け、放射能汚染事故を引き起こしても一切の責任を取らず、電力会社と自治体任せにする。事故費用はすべて利用者である国民に負担をさせる。このような低い経営モラル、仕組みは本当に深刻です。

<東京電力の汚染水漏洩>

東京電力福島第1原発の地上タンクから高濃度汚染水が漏れた問題で、約300トンが漏えいしたタンクの設置に携わった男性作業員が、1日までに共同通信の取材に応じ「次から次へとタンクを造らなければならなかった。品質管理より造ることが優先で『漏れるのではないか』との心配はあった」と証言した。

 男性は下請け会社の作業員として約2年前、タンク群の設置に携わった。

 タンクは鋼鉄製の円筒形で容量約千トン。底部と側面、上部などの鋼板接合部をボルトで締めて組み立てる「フランジ型」。増え続ける汚染水対策のため、東電などからは工期を守るよう指示され、3日に1基のペースで設置し続けた。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿