従軍慰安婦問題は、日本国内で安倍、自民党極右政権、維新の会、右翼の政治集団などにより日本軍、国家の関与はなかったとのデマ宣伝、主張で政治的な対立、争点ともなっています。そこに、安倍の靖国問題は相乗して、中国、韓国、アメリカなどとの外交関係も軋轢が増し、危機的な状況になっています。
安倍、自民党極右政権が靖国派などのご機嫌取りに終始し、侵略戦争の反省を当然視する国民との意思の乖離はかつてないレベルに広がっています。国内でどのような歴史改ざん、政治的なデマ宣伝が行われたとしても、他国との関係で行われた侵略行為、戦争犯罪は解釈の問題として正当化され、世界各国から容認されるはずがないことは自明のことです。この程度のことが分からないのが安倍、自民党極右勢力です。個人的な発言だから許されるなどは、政権、政治家としてはありえないことです。このようなことが理解できず、受け入れられないのであれば、国会議員に立起するなどはやめるべきです。議会制民主主義の当事者が、国内外でどのような政治的意味を持つくらい理解すべきです。
日本人が国内で議論することと海外で、日本がどう見られているかは別の次元で、考える必要があります。歴史に対する考え方が問われるなどは当たり前のことであり、自国の歴史を知らないなどは歓迎されるようなことではありません。ヘイトスピーチ、靖国参拝、南京大虐殺の否定などは人間性を問われるような政治、歴史認識問題です。
<レコードチャイナ>従軍慰安婦問題
2014年4月9日、韓国・中央日報は、日本のミス・インターナショナルの慰安婦問題に関する発言が非難を浴びていると報じた。国際在線が伝えた。
2012年のミス・インターナショナルでグランプリを獲得した吉松育美さんは、3月29日に米CBSの番組に出演した際、旧日本軍による慰安婦問題に対する自らの考えを述べた。吉田さんは「日本には、当時の慰安婦の約8万~20万人は報酬をもらっていて、謝罪の必要はないと考えている人たちがいる」と指摘。このような意見について、「日本人として恥ずかしく、女性としてつらい」との見解を示した。
この発言を受け、吉田さんのフェイスブックには「教養がないなら、微妙な国政政治問題に口をはさむな」「この発言で無知なことがわかった」など非難の声が溢れた。これに対し、吉田さんはブログで「100人いれば100通りの意見や考えがあり、それを表現また発言する自由は100人全員に与えられています。それぞれの意見を批判や否定をするつもりも、私の意見を押し付けるような思いも一切ありません。また、どんなことでも関心をよせ、自分自身の意見をしっかり持つことは素晴らしいと思います」と述べている。
女性の人権問題に関心を寄せる吉田さんは、6日、フェイスブックに「私は、女性がいきいきと生きていける社会になってほしいと願っています。ただ慰安婦という女性の生き方、またそのような状況に身を置かなければならなかった女性がいたことに対して、悲しく感じているのです」と書き込んでいる。(翻訳・編集/北田)
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