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精華よもやま話   佐々木まさひこ議員のつぶやき

京都・精華町会議員佐々木まさひこのローカル日記

自立支援法違憲訴訟勝利集会のご案内

2010年05月07日 12時22分00秒 | 手話サークル
 明日8日午後から、タイトルの集会が開催されます。
 目的は、自立支援違憲訴訟勝利の経過を確認し、これからの障害者福祉の方向性を学ぶことです。
 内容的には、藤井克徳・障がい者制度改革推進会議議長代理や全盲の弁護士である竹下義樹弁護団長などのお話があります。
 これからの障害者福祉制度の根幹にかかわる内容ですので、関わっている方、当事者、家族、ボランティア、行政や議会などの関係者等々、ぜひご参加ください。
 会場は、京都テルサ
       近鉄「東寺」東に5分または地下鉄「九条」西に5分
 時間は、午後1時半~5時
 参加無料
 問合せ先 075-323-5321(きょうされん京都支部)
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さんさん山城1周年まつり

2010年04月28日 14時22分43秒 | 手話サークル
 明日29日は、さんさん山城の1周年まつりです。
 「さんさん山城」と聞いてもピンとこない方が多いと思います。このブログでも時々登場する「難聴乳幼児サポートセンター」もあるところですし、成人聴覚障害者向けのデイサービスを展開しているところでもあります。場所は、京田辺市内、田辺警察署の南隣です。
 毎年、山城地域全市町村に、「ネットワーク委員会」として各種要望を出している課題にも関連しています。今、精華町議会でも担当の民生環境委員会で審議が進められています。審議に関わる方も、一度どんなところか、何を目指しているのかのぞいてもたいたいものです。
 なお、1周年は11時から始まります。多数のご参加を期待します。
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府南部難聴児サポートセンターのご利用を

2010年04月15日 09時44分23秒 | 手話サークル
 半年ほど前にも記事として掲載したが、昨年秋に「京都府南部難聴幼児サポートセンター」が、京田辺市にオープンした。
 これは、府の委託事業で、府南部には聞こえない・聞こえにくい乳幼児、その保護者をケアできる場所・機関がなく長年の要望が実ったものです。
 具体的には、
 毎週火曜日に、聴力検査や育児相談
 月に1度の土曜または日曜に、親子の交流サロン
 などの取り組みを展開しています。
 どんな小さな心配などでも構いませんので、気軽に相談していただき、子育てへの自身と仲間づくりをしてもらいたいものです。
 また、毎週火曜日は「難聴者の日」ということで、成人の方のつどいも開かれています。送迎もあります。
 連絡先は、山城地域活動支援センター
   電話 0774-39-7113
   Fax  0774-65-4102 まで
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聴覚障害児デイサービス

2010年03月14日 08時26分08秒 | 手話サークル
 昨日、2009年度に試行的に実施されていた、聴覚障害児のデイサービス事業の取り組みの報告会に顔を出してきた。
 デイに参加した子どもたちやお母さんたちも率直な感想を述べていた。障害を持つお子さんたちは決して少なくはないが、聴覚や視覚障害の子どもは、府県で毎年20とか30人程度なので、自治体や校区ごとにすると「1人ぼっち」ということは珍しくない。子どもも淋しければ、子育てで悩んでいる保護者も孤立感を感じている。第一部が終わった段階で、子どもたちは屋外に出て生き生きと思いっきり遊んでいた。そのような姿を目の当たりにしたお母さん方やボランティアの関係者などは、「続けて欲しい」というのが率直なところだ。
 ただ、「継続」には大きな壁がある。今年度は、ある財団の寄付により京都市内と京田辺(山城会場)の2か所で実施されたが、人件費はほとんどかかっていない。材料費などに充てられており、交通費・食費などは自己負担の手弁当である。その上に、その団体が民主党の「事業仕分け」の対象となり、今後は従来のような動きが困難になると予想されているからだ。「事業仕分け」するのはいいが、もっと実態を見て欲しいし、削減するならその代替策を準備してほしい。昨日は、一部行政関係者も参加されていたが、彼らも含めてあの様子を見た人は、「無駄なこと」とは誰一人思っていないだろうと考える。天下りで数千万・数億円の給与・退職金を手にする人たちと混同しないでほしいものだ。
 テレビ画面では、ズバズバと切っていく勇姿と映るかもしれないが・・・切る内容を精査しないと、恐ろしい結末が待っている
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「ゆずり葉」上映会

2009年11月29日 23時23分31秒 | 手話サークル
 今日、「ゆずり葉」の上映会があった。早朝から各団体のスタッフの方がフル回転。おかげさまで、午前・午後の部あわせて400人くらいの方に見てもらうことができました。本当にありがとうございました。
 何人かの方に「感想」をいただきましたが、「他人事ではなく、自分も関わりたい」というようなものもいただきました。ぜひ、聴覚障害の方は「ろうあ協会」「難聴者協会」へ、健聴者の方は「手話サークル」「要約筆記サークル」に入会してご一緒に住みよい地域・国を作り上げましょう。
 映画の内容は、親子愛・家族愛的な部分もありましたが、私が感動したのは、少しひねくれていて、多くの署名が全国から寄せられたシーンなど、自分自身がこれまで関わってきた活動・運動が自分の中で回想シーンとなり、仲間の力の大きさに改めて感動させられました。

 今日の上映会を見逃した方、来年にも、この付近では京都市や京田辺市でも上映会が予定されています。ぜひ、ご覧下さい。

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映画「ゆずり葉」を上映します

2009年11月27日 01時01分56秒 | 手話サークル
 以前にもアップしましたが、映画「ゆずり葉」を上映する日が迫りましたので、再度のご案内です。

 と き 11月29日 日曜 午前10時 と 午後2時半
 ところ アスピア山城   JR奈良線「棚倉」下車徒歩5分
       車の場合は、国道24号線開橋を東に
 参加費 前売り 1200円  当日1500円
   高校生以下  800円    1000円

 前売りチケットは、相楽郡内のろうあ協会・難聴者協会・手話サークル・要約筆記サークルなどで取り扱っています。もし、「見たいけど前売りが手に入らない」という場合は、佐々木までご一報下さい。当日でも「前売り予約扱い」とさせていただきます。

 内容は、聴覚障害を持つベテラン大工の生き様を描いたものです。これまでの歴史を元に映画化されています。
 出演者には、聴覚障害児のお子さんを持つ元speedの今井絵理子さん、障害を持つお子さんをお持ちだった石井めぐみ さん、また、西村知美さんや林家正蔵さんなどです。
 ぜひ、ご覧下さい。
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映画「ゆずり葉」上映します

2009年11月16日 23時25分33秒 | 手話サークル

 聴覚障害者団体「全日本ろうあ連盟」の60周年を記念して制作された映画です。聴覚障害ゆえに社会から差別されたり、結婚に反対されたりなどさまざまな困難を、仲間達とともに乗り越えてきた実話に基づくストーリーです。
 相楽では、下記の日程で上映します。

 と き  11月29日 日曜 午前10時 と 午後2時半
 ところ  アスピア山城(木津川市山城町)
        JR「棚倉」駅下車徒歩5分ほど
 チケット 前売り1200円  当日1500円
       高校生以下 800円(前売り)
 佐々木が前売り券を預かっています。もし、確実に行ける方は、当日に前売り料金で購入できる「予約」も受け付けます。ぜひ、ご覧下さい。

 なお、キャストには、元SPEEDの今井絵理子(ご自身のお子さんも聴覚障害児です)さん、石井めぐみ さん、西村知美さん、林家正蔵さんなども出演されています。

 

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調査

2009年06月21日 10時24分00秒 | 手話サークル
 先日、ボランティアバンクメンバーによる、手話サークルへの聞き取り調査があった。声を聞いていただけることは嬉しいのだが、若干気になることも・・・
 例会の後半30分程度の時間を使ってのことだった。ビックリしたのは、活動の基本的なことを聞かれたことだ。名称はご存知だったらしいが、目的や会員数、例会の頻度などを聞かれるとは思ってもみなかった。なぜなら、そのような基本的な事項は事前に調べておいて、当日は確認する程度にとどめるのが通常ではないかと思っていたからだ。確保していた時間も30分程度なので、基本事項からスタートすれば、当然時間は減っていく。せっかく来ていただいたのだから、もう少し充実した調査になればと感じた。
 このブログを関係者が見られれば、気を悪くされるかも知れないが、今後の改善点としていただければと思っている。

 そうそう、今乗っている車の走行距離が増え、いろいろ不都合が生じだしているので、機会があれば更新を考えている。新車でなくてもいいので、細い道も走れて、燃費など経済効率のいい車の心当たりある方、ぜひご連絡下さい。
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手話検定

2008年10月22日 18時02分10秒 | 手話サークル
 先週の週末に「手話検定試験」が実施された。19日には、「面接委員」として受験者のコミュニケーション力を見させていただいた。私が担当したのは、3級と2級なので、よちよちではない。さすが、通常のコミュニケーション能力はあった。
 これは、手話に限ったことではないが、分からない時「分からないのでもう一度」とか「説明してください」と素直に言えることが大切なことだ。大人になると、ややもすれば恥ずかしいので分かっていなくても聞かない人が多い。1度聞き漏らすと、次々と連鎖反応で聞けなくなり、体系的な話になるとさっぱり理解できていない人もしばしばお目にかかる。やはり、分からないことは分かるまでしつこく聞くことが必要である。
 手話検定の面接試験は、1人10分程度だが、10人近く面接しているとさすがに疲れてくる。面接する私たちの側も、受験者の答えることにそった質問などをしなければならないので、大変である。しかも、プライバシーに配慮するのでなおさらである。京都会場だったが、京都以外からの受験者もあり、中には自分のことをちゃっかり宣伝して帰った方も・・・
 今年受験できなかった方々。ぜひ来年は受験してください。初心者用には5級の検定もありますよ・・・・
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手話教室基礎講座の講義

2008年08月09日 09時24分10秒 | 手話サークル
 今、長丁場の手話教室が開かれている。初心者は「入門講座」、その次が「基礎講座」と5段階ほど続く。昨日は、2段階目の基礎講座の講義の日。テーマは「ボランティア活動」。相楽の手話通訳者として活動してもらっている方に、大学生の時のボランティア活動の経験談をまず話していただき、その後1時間ほど私から講義する。この種の話は、どちらかといえば具体的な事象にそって話すのが理解してもらいやすいが、プライバシーなどに気を遣うので、今回はそれらをまとめた一般的な話とする。
 世間で「ボランティア」という言葉が使われる場合「ただ働き」という意味が強く=「いいことしているね」的な意味合いを持つ。そのような側面も持つが、本質は違うのではないか。ある意味、自己実現の場であり、まちづくりの実践だったり、自治=民主主義=の力を高めていくことでもあると考えている。すくなくとも、自分達の周りにある大小の矛盾・おかしなことは見逃さず、力を合わせてまともな状態にすることは難しいことではない。
 障害という分野だけでなく、いろんな分野で各人の得意な知識・技能を生かした自主的・主体的な活動がますます展開されることを期待したい。ただ、行政など、本来責任を持つべきセクションが「便利使い」と認識することだけは止めてもらいたい。
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手話検定セミナー

2008年07月21日 18時55分49秒 | 手話サークル
 昨日は、京都で開催された「手話検定試験」のセミナーに参加した。今年で3回目になる「全国手話検定」は、初心者向け5級から1級まであり、今回は5級と3級の試験(本番は10月)を受けようとしている方たちのいわゆる模擬講習だ。本番に似た筆記試験と面接試験を実施した。私も、面接委員の1人として参加したが、レベルは様々でわずか2ヶ月(受験時は6ヶ月くらいになる)から7年ほどの人もいた。遠くは下関から参加した方も・・・(この種のセミナーは全国各地で開催されているのだが・・・日程がこの日しか合わなかったのか?)
 この試験に合格したから、何かに採用される必須条件ではないが、履歴書に書くことができるし、何より自分の到達点を自覚して、次のステップに挑戦する具体的な目標を掲げることができるところに意味がある。
 京都市内は猛暑で、乗換駅の京都駅は連休のためか人・人・人。どこかにらこんなに人が湧いてくるのか・・・
 まだ検定試験を受けようか迷っている方たち、ぜひ受験してみてください。
 お問い合わせは、全国手話研修センター(JR山陰線嵯峨嵐山駅すぐ)まで。
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くらし研修会

2008年07月13日 20時27分12秒 | 手話サークル
 今日は朝から「聴覚障害者のくらしを考える山城研修会」に参加する。この集会は、30年近くの歴史を持つ。参加者は、聴覚障害者・手話サークル・難聴者・要約筆記サークル・聴覚障害児の親・関連労組・手話通訳問題研究会などだ。
 私たち手話サークルは、手話技術だけでも理論だけでもなく、地域に住む聞こえない人の暮らしを見つめ日々の活動を展開している。
 午前中は、宇治で開業している医師から、後期高齢者医療制度・自立支援法などの問題点が報告され、また、各地で取り組まれてきた生活支援のパネルディスカッションがあった。
 午後には、分科会に分かれて各分野ごとの実践報告や討論が行われた。私は、この間注目されている「教育」の分科会に参加する。聴覚障害児をもつお母さんから、行政や教育委員会の体制の悪さ、ろう学校が府南部にないことで、長い時間かけて通学しなければならない現実などが怒りとともに報告されていた。
 議員として感じたのは、京都の特殊性だ。京都府全体では250万人ほどだが、真ん中に150万人ほどを擁する「政令指定都市」の京都市がある。その他の市は最大で20万弱の宇治市、その他は10万以下の市町村である。それなのに、府の重要施設も京都市内にあることが多く、府下の府民はいろんな意味で不自由している。政令指定市は、府県と同等の事務をするので、京都市民でない府民はサービスを受けられないことが多い。
 残念ながら、次の用務の関係で途中で退席したが、聴覚に限らず障害児の教育について、特に「府下」の教育体制の不十分さが、親や関係者の苦労を助長しているのは間違いない。養護学校が少なく精華にある南山城養護学校が、全国的にもマンモス化して、廊下で授業をしているなど課題が多い。早く解消して欲しいものである。
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手話検定試験

2008年06月30日 15時34分45秒 | 手話サークル
 29日は朝から夜まで研修会でした。というのも、10月に実施される「全国手話検定試験」の面接委員の講習会です。5級から1級まであり、それぞれのレベルに合わせた内容で、面接・採点するための基準や模擬練習です。詳細は、試験内容に関わるのでここには書けませんが、5級というのは「手話学習6ヶ月程度(単語数は300語くらい)」、要するに手話教室入門(相楽でもすでに始まっていて9月に修了予定で腕試しにちょうどいい時期)です。4級は、手話学習1年程度(単語数は600くらい)。3級は、手話学習1年半程度(単語数は1000語くらい)のレベルで、ここまでは気軽に受けられるのではないかと思います。試験内容も実技試験のみです。
 2級・準1級・1級は、ちょっと難しくなり、地域で活動している登録手話通訳者レベルかな?実技試験以外に筆記試験も行われます。
 上述の通り、特に5~3級は、手話を学習し始めてさほど経過していない方が、自分の到達点を客観的に認識するのにはちょうどいいものです。昨年の試験では、最年少で8歳・最年長で83歳の方も合格されています。
 関心ある方のために問い合わせ先などを下記に掲載しておきます。申込み期限は、8月20日までです。
 主催 社会福祉法人 全国手話研修センター
 電話 075-871-9741
 ファックス  873-2647
 URT   http://www.com-sagano.com
 または、全国手話通訳問題研究会まで問い合せてください。
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くらし集会

2008年06月23日 18時57分17秒 | 手話サークル

 昨日は、立命館大学で「聴覚言語障害者のくらしを考える京都集会2008」に参加した。通称「くらし集会」といわれている。
 午前中は、「障害者の権利条約」について、成立経過や内容、また国内法を整備してその条約を1日も早く国会が批准するように働きかけていくのかなどが講演された。27年前お祭り騒ぎをしたあの「国際障害者年」、そのテーマ「完全参加と平等」くらいは記憶している方も多いと思うが、「権利条約」となるとなかなか知らない。総理府のアンケートでも「名前は聞いたことある」というレベルも含め15%だけ。あとの85%の国民は、知らないし聞いたこともないとのこと。やはり、学習が大切です。そして、条約や法律は難しい言葉で一般的に書かれているので、それらを自分達のくらしに具体的に当てはめて考えたり、意見交換することが必要なのです。
 午後は、分科会に分かれての報告・討議でした。私は「福祉」の分科会に参加。乙訓地域の取り組み報告があり、各地での実践を誓い合いました。「自立支援法」は、障害をもつ方々にとって不幸せな法律です。さまざまな悪影響が報告されていました。
 帰りは、大雨に。行きは電車とバスで行ったのですが、帰りは幸いに自家用車で参加した方と遭遇し、厚かましく同乗させていただきました。

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相楽聴言センター20周年

2008年06月15日 10時54分27秒 | 手話サークル
 昨日14日、相楽郡聴覚言語障害センターの設立20周年お祝い会が開かれ参加しました。
 このセンターは、正確に言うと1987年6月(だから21年目なのですが)に開所した。聴覚と言語に障害を持ついわゆる「ろうあ者」「難聴者」「吃音者(どもり)」などの福祉サービスを展開している。具体的には、手話通訳の派遣・養成(手話教室開催など)、要約筆記の派遣・養成、生活相談、聴力検査、福祉事務所名など関連機関との連携、仲間作り、在宅化(引きこもり)防止・発掘などである。相楽郡は広くて人口も10万人を超えているが、20年間いまだに1人職場である(写真は、歴代の職員さん)。障害を持つ方々も高齢化しており、病院とは日常的にお付き合いされている。1人ということは男性か女性(当たり前だが)の職員であり、医療関連の通訳の際はお互いに気を遣うこととなる。業務量からいっても最低2人の配置が必要です。毎年のように郡内の市町村に増員などを要望していますが、なかなか実現できないままです。
 お祝い会の前半は、全国手話研修センターの小出事務局長の講演で、京都の果たしてきた役割を振り返りながら、地域活動の重要性やこれからの方向性を示唆していただきました。福祉施設・サービスは、もちろんその対象者(障害者・高齢者・・)のためにあるのですが、それらを支えるボランティアの方々・サークルの存在意義は、それだけにとどまらずボランティア自身の自己実現につながっています。特に、今のような格差が広がり1人1人がバラバラにされている社会にあっては、「仲間づくり」の意味でも役割を果たしています。
 後半は、歴代の職員や当事者団体の方々から、オープンまでの活動の経験や存在の大切さなどが話されました。歴代職員から出た言葉からも、改めてこの相楽地域の温かさが感じられました。前述したように、この職場は1人です(厳密にはパート勤務のアルバイトや所在地の相楽会館の職員は居ますが、正職員としては1人)。比較的若い職員が赴任しています。初めての地でもあり人間関係もよく分からないなど不安がたくさんあるわけです。中には食生活に?がつくような方もあったりで、相楽地域の聴覚障害者や手話サークルの方がそれぞれに気を遣い、食事を差し入れたり、「元気?」と声かけたりしていたのです。私も似たようなことをしていたのですが、そんな行為があちこちで展開されていたようです。仕事(業務)の範囲を超えて「支えあっている姿」が見られます。
 私も議員ですから、福祉や教育の制度を充実すべきだと考えています。しかし、制度だけあっても提供者側・提供される側双方の「使いこなす知恵」がなければ、その制度・サービスはその範囲を出ることはありません。制度・サービスは、人間のためにあるのですから、人間らしい暮らしが築けるような工夫もしてみたいものです。
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