「自民・公明の与党は、この10年間で300兆円もの借金を増やした」
考えてみればそうだ。小泉さんの時に国債発行を30兆円以下に抑えるといってできずに批判された。麻生さんは、当初予算を組んだ上に、さらに15兆円もの無駄な補正予算を組み、今年度だけで45兆円近くの借金を増やしている。その自民・公明党が、野党に対して「財源をどうするのか?」「責任ある政治は自民党・公明党」などと言っている。どういうつもりなのだろうか。
私が中学生の時に、初めて「赤字国債」が発行された。今から35年ほど前のことだ。当時の社会の授業では、「建設国債は、価値を生む社会資本の整備なのですべてが悪ではない。しかし、赤字国債は、財政の規律を乱すため、また戦争中の政治国債が後日インフレを惹き起こす原因となったので財政法で禁じられている」と習った。当時の記憶では「財政特例法」という手法で、「赤字国債」を発行したと記憶している。
これは、あくまで臨時的・一時的な措置にしないと将来を危うくするものだ。それを35年以上続け、世界有数の借金国にしてしまったのは、自民党・公明党なのだ。その反省はどこにあるのだろうか?
借金は返済しなければならない。「建設国債」は、社会資本=学校とか橋とか福祉センターなど=を利用する国民と借金を返済する国民がほぼ一致するので理解できるが、「赤字国債」は、発行された年度にサービスを受けた国民と将来返済する国民が一致をしない。これが、「孫子の代につけをまわす」と言われる所以である。
やはり、自民党・公明党の罪は重い。同じくらいの期間は、政治の舞台から退場していただき、「反省」してもらいたいものだ。